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信州ブレイブウォリアーズ新加入選手【2023-24】part2

さて後半です。

RJ Abarrientos(PG)

韓国KBLで新人賞に輝いたフィリピンのホープ。
クリエイト能力に長けたハンドラーであり、石川とともに信州のOFを引っ張る役割を期待されます。
ハイライト映像を見た感想としては、独創的な感性を持ったPGという印象。トリッキーなパス、強気なシューティングという特徴を見る限り、選手のタイプは石川に近いかもしれません。マイケルの好むPG像がよくわかりますね。マイケルのイメージ的には生原みたいな正統派を好みそうだけど、実際は石川、西山、熊谷、岡田と得点能力の高いガードを一番手に据えているよね。

合流が遅れていることもあり、開幕からスタートで出るとは思いませんが、シーズン中盤以降は彼がスタートとなりチームの中心になっているのではないかと思っています。というか、それくらいやってもらはないと困る。
Bリーグという新しい環境に移り、オンザコートルール等も違うため、最初は戸惑うかもしれません。それでも、RJにはKBLでのように、このリーグでもトップレベルのPGになれるポテンシャルがあります。
個人的には今シーズン最も注目している選手ですね。


スタントン・キッド(SF)

秋田から移籍のスコアラー

昨シーズン、リーグ10位の平均得点(17.6P)を記録したピュアスコアラー。

SFの選手であり、アウトサイドを中心に得点を重ねていきます。3Pシュートが上手く、特に両コーナーの3P%が40%が超えています。キッドのシュートはコートを広げることができ、周囲の選手のプレーを簡単にしてくれるでしょう。
自分でのクリエイトからのシュートを得意とする選手ではなく、オフボールからのC&Sをメインにさせたいタイプ。秋田では割とエースムーブも多かったかと思いますが、信州ではクリエイトの負担はできるだけ減らしてあげたい。シュートに専念することができれば確率はもっと良くなるでしょうし、3Pを多投する信州のOFであればリーグトップクラスの平均得点を残しても不思議ではありません。

DF では純SFの選手ということもあり、ビックマン相手には苦労するシーンが多いでしょう。それに対しては周りの選手がいかにカバーできるかが重要になってきます。特にマシューとドンリーは大きな役割を担うことになるでしょう。
インサイドのDFを重視してきたマイケルが、あえてキッドのようなタイプの選手を獲得したことは、マシューへの期待の表れなのかもしれません。


Deon Thompson(PF)

世界各地を渡り歩いた、経験豊富なビックマン

ハイライトを見る限り、あらゆるスキルセットを備えた万能タイプのビックマンかと思います。
リム周りのパワープレーから、ミドル〜3Pまで打つことができ、豊富な得点パターンを持っています。キッド、マーシャルのどちらと組み合わせてもプレーエリアがかぶる心配はないでしょう。

35歳とかなりのベテランということで、怪我やスタミナ面での心配はありますが、動き自体はまだまだバリバリなので、チームで負担の管理さえできれば大丈夫かなと思います。

DF面は正直よくわかりませんでした。パワータイプには問題なく対応できそうですが、スピード対応は若干不安かな…
相変わらず身体能力系の選手に苦労しそうなのは変わらないかもしれません。

トンプソンのキャリアを見ると、多くの国、チームを渡り歩いています。ジャーニーマンというのは心配になる要素かもしれませんが、これまであらゆるバスケを経験しており、それに適応してきたというのはむしろ歓迎するところ。信州のバスケにもその経験を活かし、早い段階で適応してくれることを期待しましょう。


小玉大智

ガチムチ豆タンク系

わお
昨シーズン途中から練習生としてチームに参加していた小玉くんが本契約を勝ち取りました。
正直意外だった。色々なインタビューで、練習からチームにいいエナジーをもたらしてくれており、コーチからも高く評価されていることは知っていました。それでも、185cmとビックマンとしてはあまりにもアンダーサイズであり、ウィングとして考えるとスピードとシュート力が足りないということもあり、どう使えばいいのか全く想像できなかったのです。アンダーサイズのビックマンて日本人枠の中で1番厳しいポジションでしょ。

しかし、小玉くんはそんな私の乏しい想像など飛び越え、チーム練習の中で自らの価値を示すことで契約を勝ち取ったのです。契約に関してなんの保証もない中で、高いモチベーションを保ちながらステップアップしていくといのは想像を絶する大変さでしょう。小玉くんの成し遂げたことは本当に素晴らしいことだと思います。

ただ、ここからが本当の戦いです。先述した通り、小玉くんのポジションは本当に難しい。
幸いなことに、今シーズンはウィングタイプのキッドを獲得していることから、日本人選手のインサイドでの役割がチーム内で増しています。おそらく、小玉くんはそこでの役割に活路を見出していくことになるでしょう。
とにかく期待したいのは、フィジカルなDF です。参考にしたいのは千葉Jの荒尾選手でしょうか。


OFのことなんて考えなくていい。3Pのチームだからって、下手に3Pに手を出す必要もないでしょう。それはまた将来の話です。

小玉くんに課されるミッションはとても難しいことですが、それができれば大きくチームの助けになります。

小さな巨人になれるか

個人的に非常に楽しみにしています。


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