信州ブレイブウォリアーズ新加入選手【2023-24】part1
W杯が死ぬほど盛り上がり、日本全国でバスケ熱が高まっています。そんな中いよいよBリーグの開幕が近づいてきました。
今オフの信州は、本当に大変なことが多すぎて不安も多かったのですが、新たな選手が揃ったことでワクワクも芽生えてきました。そこで今回は信州に新たに加わった選手達について、どんな選手なのかをまとめてみました。
新たな戦士達
エリエット・ドンリー(SF/198cm)
https://www.youtube.com/watch?v=X0KWs2MhQ70
大阪から移籍のエリエット・ドンリー。
サイズ、身体能力は日本人選手としては高水準。そのフィジカルを活かしたインサイドでのフィニッシュやトランディションの推進力は大きな魅力。また、本数こそ少ないものの、3Pも放つことができ確率も悪くない。
自分でOFをクリエイトするタイプではなく、チームの流れの中で得点していく選手。インサイドor3Pのスタイルは信州のスタイルにがっちりハマるだろう。
DFでもそのフィジカルが活かされる。日本人選手であればほぼ全ての選手をガード可能であり、外国籍選手に対してもガードからウィングの選手まで守ことが可能だろう。
そして特異的なのはリバウンドだ。ドンリーはリバウンドにおけるOFリバウンドの割合が非常に高い。これは今までの信州の選手にはなかった特徴なので、新たなスタイルをもたらしてくれるかもしれない。
昨シーズンのドンリーは、HCの交代や怪我もありPTを大幅に減らし、苦しい時間を過ごしていた。その悔しさを払拭するためにも今シーズンに賭ける思いは強いだろう。ぜひ、信州で大きく飛躍してほしい。
星野京介(SG/184cm)
滋賀から移籍してきた星野京介。
正直、星野選手のことはほとんどわかりません…
なぜなら、プロとしての出場機会がなかったため判断材料がそもそもないのです。
星野選手の出場試合は2シーズン(1年目は特別指定)で56試合、計358分となっています。平均PTは約6分と出場機会を得ることができていませんでした。なので、とりあえず大学時代のプレーをもとに考えてみましょう。
https://4years.asahi.com/article/14498244
https://basket-count.com/article/detail/96824
最大の魅力は3P。キャッチ&シュートはもちろん、プルアップでも打っている。これは信州のOFに必要な要素なので、ガンガン打っていってもらいたい。
元滋賀HCのルイス・ギルの評ではピク&ロールも得意。ハンドラーとしてもプレーしており、多彩なプレーが期待できる。また、インタビューから分かる通り、人間性の良さも窺えます。
ただ、やはりこれまでPTを確保できていないことを考えると、プロレベルでは「器用貧乏」な選手なのであろう。
3Pは打てるが確率は良くない。ハンドリングも悪くないがスラッシャーというほどではない。DFもハッスルするがエースキラーには程遠い。これでは、便利そうに見えてなかなか使い所のない選手になってしまうだろう。
B1レベルで生き残るには相当なレベルアップが必要になるだろう。まず今シーズンは、星野といえばコレ!というプレーを見つけてもらいたい。
石川海斗
帰ってきた信州のKING
石川選手の魅力といえば、プレーメイク能力でしょう。
強気のシューティングから素早いドライブ、イマジネーション溢れるアシストなど、とにかく派手に目を引くプレーを連発します。
今シーズン多くのプレーメイカーを失った信州にとっては、石川選手の存在は非常に大きいものになります。
懸念点としては効率性とDF。
もともとシュート効率のいい選手ではなく、結構むちゃくちゃなシチュエーションではシュートを放っていきます。それはいい部分でもありますが、乱発魔になってしまってはゲームを壊してしまいます。信州のPGとしては、3P%は35%近くは欲しいところです。
また、DFについてはサイズのなさを突かれることが多い。最近は外国籍PGの増加もあり、サイズのないPGには難しい状況ですが、平面の部分でどれだけ戦えるかが重要になりそうです。
以前に信州でプレーしていたこともあり、マイケルHCのバスケを理解しており、チームに馴染むのに時間は必要ないでしょう。
ラジオでの発言で、前所属のFE名古屋では一歩引いたプレーに徹しており、自身の持ち味である思い切りのいいプレーがあまりできなかったようです。しかし、信州ではマイケルHCの元、メインハンドラーとして「あの頃の石川」が見れるのではないでしょうか。
part1はここまで。次回は新たに加わった外国籍選手達をみていきましょう。
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