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澤村御影『准教授・高槻彰良の推察』

最近は小説の引きがすっごくいい。
Kindle Unlimitedでぽちぽち選んだ中の1冊。タイトルを聞いたことがあったのは、実写ドラマ化されていたのを微かに耳にしたことがあったからだろう。

今回も舞台は大学で、高槻先生はなんとなく萬木先生の影響で大我くんの印象が強くて、じゃあ深町くんは誰だろうと思っていたら北斗くんか?となり、でも警察のお友だちが出てきて、こっちが北斗くんかーーーと思ったりしてた。ちなみにドラマでは先輩と後輩が演じている。

犀川先生で大我くんを思い浮かべなかったのはヘビースモーカーだったからだろうか。そういえば、未成年飲酒喫煙の描き方も1990年代と今では全然違うなと、ここ最近読んだ2冊を思い出す。

初めは疑い半分で(?)読んでたのですが、どんどん引き込まれて、気付いたら読み終えていた。はやく続きが読みたい。図書館に行かねば。森博嗣と澤村御影を探さねば。

人は嘘をつくものだと知った上で、人と距離をとっていたら、人に嘘をつかれても傷付かない、その感覚を思い出した。基本人を信じてないので、裏切られるとかよくわからなくて、だから、たまにすごくいい人に会うとびっくりする。私はすごく悪い人間で、みんなそんなもんだと思ってるから、びっくりする。なんでみんなそんなに清く正しく美しく生きてるのだろう。私はどろどろでずぶずぶでかろうじて生きているのに。すごい。
でも、そんな私も他人から見たら、きっと清く正しく美しく見える瞬間もあるのだろうな、と思ったりした。

今日は朝からぼーっとしていて、疲れたから珍しく定時退勤。明日は早起きしてスイッチ入れてがんばんなきゃ。

次は何を読もうかしら。

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