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Ride a big wave 絶対連勝 ヴァンラーレ八戸🆚松本山雅FC ショートプレビュー

前節の大一番に勝利し、上位前線に踏みとどまった山雅。しかし、全く気は抜けない。岐阜や愛媛などの自力のあるチームが徐々に迫っており、負けるとすぐに第2グループに吸収される。7月は富山、福島、いわきと昇格へのライバルになるクラブとの対戦が続く。このアウェー八戸戦。八戸は監督交代を行ったばかりでシステムも変えたりしているのでなかなか掴みづらい相手となる。しかも、復調の兆しが見えてきている段階。山雅としては鳥取戦の失敗を繰り返さぬよう、自分たちのすべきことをやる。できることをやる。これを徹底していくべきだ。簡単な相手など1つもないし、今シーズン実際楽に勝った試合など1つもない。八戸はシステムもなかなか読めないし、戦い方も予想が難しい。スカウティングが外れる可能性だってある。ただそんなんで勝てないチームは上にはいけない。昇格したいならば連勝を積み重ね、『BIG WABE』に乗ならければならない。一戦必勝。俺たちの街に勝利を持ち帰ろう。

◇予想スタメン

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八戸は前節、今シーズン初めて4バックを採用。相手が序盤に退場者が出たことが優位に働き、途中出場の佐藤のゴールで監督交代後2戦目にして新体制での初勝利を挙げた。正直、システムは全く読めないが4バックの長野相手には3バックで、3バックの福島には4バックを採用したことを踏まえ、最近3バックを採用する試合が多い山雅相手には4バックを採用してくると予想した。ここまで全試合に出場していた前線の萱沼が出場停止。前節負傷交代した國分も欠場が濃厚だろう。國分が入っていた右サイドバックにはマルチプレーヤーの相田。ツートップの一角には佐々木快が入ると予想した。前節決勝点を挙げたジョーカー佐藤碧がスタメンに名を連ねる可能性もある。

山雅はメンバーが固まりつつある。前節の退場処分で出場停止の安東のところには住田が入るだろう。チームの方針として、『中を締めて外に追いやる』というものがあるので今節も3バックを採用すると予想する。前線の並びは、いわき戦のように3-5-2で菊井がインサイドハーフに入って、小松と横山のツートップにするのか。それとも3-4-2-1で小松を先頭に置いて横山と菊井がシャドーに入るのか。もしくは菊井がトップ下に入り横山と小松のツートップになるのか。ここは、横山がツートップ向きのように見えるため3-4-1-2で予想した。安東の出場停止によってできた一枠には田中パウロ、安田、佐藤、稲福などの出場機会が少ない、もしくは序列が下がってきている選手。怪我からの復帰でルカオと選択肢が多数。誰が割って入ってくるかも注目だ。

◇試合展望

八戸は6月半ばから志垣監督が指揮を執る。志垣監督のデータがなかなかなく、どのような戦い方をしてくるか予想が難しい。ただ明らかなのは前線からのプレス。長野戦はサイドに誘導してそこでハメていた印象。八戸はボール支配率が50%を切っている。ロングボールをポンポン蹴るわけではないが、ガチガチにビルドアップをしてくるとは思えない。自陣でのボール支配率は34%で敵陣でのボール支配率は53%というデータを見ると、攻撃ではボールを大事にする印象だ。

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志垣監督もボックス内でのアイデア、ひと工夫というものは求めている。小柄ながら強い島田に当てて、そこからサイドに渡して崩していく印象。サイドにドリブル突破が上手い選手、渡邊、佐藤和樹といったパワーのある選手を擁しており、脅威となる。特に攻撃の割合が高い右サイドについては國分は欠場が濃厚だが、代わりに入るであろう相田もサッカーIQが高く注意すべき選手。そして、なんといっても渡邊龍。昨シーズン宮崎の躍進の立役者のひとりだ。中にスルスルと入っていくドリブル、中に絞ってきてハーフスペースで受ける動き。ダイアゴナルランと非常に捕まえにくい選手だ。とにかく中締めで外に締め出したいところ。

山雅としては繋げるところは繋ぎつつも、まずは常に裏を意識すること。特に左サイドでは常田のフィードから横山が抜けてそこに外山が絡んでくるというのがひとつの形になってきている。相手は前から激しくプレスをかけてくる。引きつけておいての裏へのロングボールは横山のスピードなら充分勝てる。まずはここをしつこく繰り返したい。ただ、プレスを撤退しブロックを組んでくるときに最終ラインがずるずる下がる。ボランチの周辺で受けれるスペースはあるので、そこからセンバ間をダイアゴナルに抜けてペナ角をとったりする動きがほしい。センバの脇は狙い目になるかもしれない。

山雅はまずは守備から。リーグ全体での攻撃ポイントは実は最下位。しかし、得点もそこそこ取れていて現在3位につけている。それは守備が機能しているから。自分たちのいい守備がいい攻撃につながる。守備で流れを作りたい。

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八戸は得点はセットプレーの割合が極めて高い。ヘディングの強い藤井には要警戒だ。一方、横からのボールとショートパスからの失点が多い。ダイアゴナルの動きが得点に繋がるだろう。

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時間帯でみると、山雅の得点が多い30分〜60分の時間帯は八戸の失点が多い時間帯。まず守備から入り序盤はしっかり締めて得意の時間帯で決めきりたい。終盤の得点が多い八戸に対してロースコアで長い時間進む展開は避けたい。

◇最後に

監督が代わり、状態が上がってきている八戸との遠距離アウェーでの対戦ということで難しい条件にはなるが勝たなければならない試合。しかも2019年の天皇杯、アルウィンでジャイキリを許した相手との対戦となる。雪辱を果たさなければならない。

連勝しなければ昇格圏には入れない。BIG WABEを作るための足掛かりにしたい。同じ失敗は繰り返さないよう、挑戦者として謙虚に戦い、7月の頭を勝利で飾ろう。Onesoul!!


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