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月命日でした

10月8日は、10回目の月命日でした。
皆既月食と天王星食という天体ショーが観られる特別な日。
また、素敵なことが重なった。
これも運命なのかな?

去年の11月初めにある可能性があると判った。
それは、彼の病。
病名は、知らされていなかったのだが、おそらくこの病気だろう…   と
よく当たる占い師が、緊急時だからお知らせしたいと私に連絡をくれた。

一大事だ。

話さなくても私が知ってる範囲では、全てを言い当ててしまう。

彼の体調が危ない日を教えてくれた。
この日を越えられれば、まだ、生きれる可能性があると言う。

ホントは、占い師は人の生死に関わることは言ってはいけないらしい…
だけど、今回ばかりは知らない顔は出来ないと判断したのだ。
残酷だけど…
教えてもらえてよかったと思う。
占い師さんも私の想いを理解してくれての決断だったらしい…

生きてるうちに私が出来ることを
生きてるうちに伝えたいことを
生きてるうちに精一杯のことがしたかった。

私に出来ることを考えた。

彼の体質上、身体が酸化しやすいそうだ。
私は、抗酸化作用のある食材を調べて、少ない量でも食生活に採り入れて欲しいことを伝えた。
少しでも体調を整えられるように
命が延びるように願いを込めて伝えた。

それを伝えたのが月命日に当たる日を中心に前後合わせて3日間に渡る期間だった。

ある日の彼からのLINEは
ちょっとひがみっぽい内容だった。
きっと他の人には言えない内容で、しょうがないなぁって思うと同時に、可愛らしく思える一面と真面目さが入り交じっていて人間っぽさを感じた。

相変わらず、季節の写真とメッセージを送り続けて数日後、どうしても伝えないといけないことを綴った。

彼からの返信があった。

お互いに苦しい胸の内を伝え合った。

「いつどうなるかわからない」というワードに反応した言葉だったと思う。

その言葉は、私にとって重い言葉であり、彼の優しさでもあり愛だったと信じる。

そして、彼自身の死に対する恐怖と覚悟と強くも弱さも感じさせる。

気丈な態度も見せながら、だけど、怖がりさんだった。

直球で勝負する人ではなく、変化球を投げる人。

それがよくわかった。

自分でめんどくさいやつって言ってたけど、結局、私は、めんどくさい人が好きになる傾向がある。

そうなんだって妙に納得してしまうところがあった。


その後、しばらく連絡を取ることが出来なくなってしまった…

その後、自分の命のカウントダウンが始まることを示唆するツイートがあった。

胸が張り裂けそうな思いだった。

静かに終わりに向かっているのだと…


彼らしいと思った


月命日によせて彼を偲ぶ           
                                                          合掌                                    





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