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ドラマ版放カル

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2024年秋に放送されたドラマ「放課後カルテ」に関するにわとりの記事まとめ
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#放課後カルテ

【ドラマ感想】放課後カルテ#5「お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい」

【ドラマ感想】放課後カルテ#5「お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい」

4話に続きターニングポイントの5話。今回は二組の父子家庭が描かれる。
※ドラマ本編および原作漫画のネタバレがあります。
画像出典のページ数は電子書籍版準拠です。

原作エピソード紹介第24話~第28話 牧野・大学病院時代の話

牧野が大学病院から小学校の保健室へ赴任するきっかけとなった、ストーリー的にとても重要な回。単行本1冊分程度と、この話だけで1話作れるくらいのボリュームがある。

第21話・

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【ドラマ感想】放課後カルテ#4「聞かせてくれないか、お前の言葉で」

【ドラマ感想】放課後カルテ#4「聞かせてくれないか、お前の言葉で」

本作のターニングポイントである第4話。
限られた時間の中で羽菜の気持ちを描こうとしているのは充分伝わってきたが、もっとここも入れて!と思ってしまう回だった。45分って短い。

※ドラマ本編および原作漫画のネタバレがあります。
画像出典のページ数は電子書籍版準拠です。

原作エピソード紹介第15話~第19話 野外学校の話
第20話~21話 水本羽菜の話

単行本1.5冊分くらいのボリュームがある、原

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【ドラマ感想】放課後カルテ#3「お前の責任なわけがない」

【ドラマ感想】放課後カルテ#3「お前の責任なわけがない」

このドラマでは初の「ある家庭」のみをとりあげた話になる第3話。おおむね原作通りに進めつつ、細部に作風やテーマの違いが出ていた。

※ドラマ本編および原作漫画のネタバレがあります。
画像出典のページ数は電子書籍版準拠です。

原作エピソード紹介今回ピックアップされたエピソードはこちら。

第9話 冴島啓の話(後半)

飲食店のおばあちゃんを病院に運んだあと、牧野は直明と再会する。
この台詞は啓から学

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【ドラマ感想】放課後カルテ#2「命を落としたら、かっこいいもクソもない」

【ドラマ感想】放課後カルテ#2「命を落としたら、かっこいいもクソもない」

はじめに初回を見終わった際には複雑な気持ちを抱いた今作。続く第2話は、ある点を除き概ね違和感なく見られた。

※ドラマ本編および原作漫画のネタバレがあります。
画像出典のページ数は電子書籍版準拠です。

原作エピソード紹介今回のベースになっていそうなのはこの4本。

第7話・蓮本理子の話

1話ラストから2話序盤はこの話が大元となっている。
診断はアレルギー性紫斑病からIgA血管炎に変わったが、こ

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【ドラマ感想】放課後カルテ#1「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」【再見後版】

【ドラマ感想】放課後カルテ#1「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」【再見後版】

※初見時の感想から構成を変更・加筆しました。放送翌日に書いた初見後感想はこちらです。

はじめに前回の記事で、私は『このドラマは「原作を尊重」し、「世界観をより深く理解」するとはどういうことなのか、日テレの答えを示す作品になる』と書いた。

現在もこの考えは変わっていない。原作の雰囲気を感じるところも違うなぁと思うところもあるこのドラマがどうなるか、期待と不安を抱きながら視聴した。見終わったあと抱

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ドラマ「放課後カルテ」は原作尊重の姿勢を示せるか

ドラマ「放課後カルテ」は原作尊重の姿勢を示せるか

放カル・ドラマ化今年8月、漫画「放課後カルテ」のドラマ化が発表された。この漫画は2011年~2018年に講談社の女性向け雑誌BE・LOVEで連載されていた、小学校の保健室に赴任した超偏屈な校医・牧野が子どもたち、時には周囲の大人も救っていく様子を描く作品だ。

私は連載期間中に偶然単行本を目にし、完結まで電子書籍を買って読んでいた。牧野の不器用だけどなんやかんや優しいところや、子どもたち・家族の前

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