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焼肉屋での話

先日、簿記3級に合格しました㊗️
(その時の記事↓)


そのあと自分へのご褒美として焼肉を食べに行った時、隣のテーブルにいた方のお話。

お隣に座っているのは土木系のおじさんとお兄さん(棟梁と新入りという感じ)、
職場に慣れてきた新入りを、棟梁がサシで焼肉に連れてきてご馳走している様子。

新入りの子はこの春に高校を卒業したくらいの見ため、両親以外の大人との食事もあまりしたことがなく、奢られることなど初めてといった具合。

棟梁「好きなもの注文していいよ」
新入り「はい、、嬉しいっす、、」
棟梁「俺はビール飲めたらそれでいいから!」

そうして一通りの注文をして、最初に届いたビールを棟梁が飲み干した頃、

棟梁「だいぶ仕事が板についてきたな!」
新入り「はい!ありがとうございます!」
棟梁「俺はよく入職後これくらいの時期の後輩を焼肉に連れてきて、自分のチームで守ってほしいルールを伝えているんだ!」

そこで棟梁が伝えた守ってほしいルールは

  1. 挨拶をする

  2. 嘘はつかない

  3. 遅刻はしない

社会人数年目の自分が改めて聞くと、どれも当たり前だけど本当に大切なことばかり。
その後も

棟梁「せっかくご馳走するんだから、サービスタン塩みたいに気を遣わず上タン塩頼め!」
新入り「あっ、あざっす!」
棟梁「もう焼けてるぞ!美味しいうちに食べな!」
新入り「はい!すいません!」
棟梁「焼けるタイミング考えて、いきなり網に乗せすぎるな!」
新入り「すいません!」


といった具合に、棟梁から新入りへの『奢られ方、焼肉の作法』の指導が続きました。

マツモトは隣で焼肉を食べながら


こういった事を、しっかり言ってもらえる空間って、大切だし尊いことだなぁ

と思いました。(棟梁に真意を確認した訳では無いですが)


マツモトも大学生の時に、先輩から飲み会のマナーや社会のルールを教えてもらいました。

ご時世や世代的に、様々な意見があるかと思いますが

面と向かって指導を受けることは、これからの社会でも残っていって欲しいと思います。


終盤には新入りの注文・焼き方が棟梁の納得ラインを超え、自分もビールだけだと辛くなり

棟梁「……1枚もらっていい??」
新入り「もちろんっす!」


腹も心も満タンで、店を後にしました。

しっかり、ゆっくり、ゆとり