『化け物』その2

2.帰省
時は経ち、交通の便も良くなった現代。いつしか村は観光客で溢れるようになりますが、村人たちは一部のマナーのない環境客に心を痛めて生活しておりました。唯一心が晴れるのは都会へ移住した親戚の帰省の時期だけでした。

主人公
梅田 凪(なぎ)
都内に住む高校生。夏休みだけ村にいる祖母の元へ帰省している。

「おばあちゃん、ただいま〜!」
「あらおかえりなさい。」
凪は村に着いてすぐおばあちゃんの元へ走った。
挨拶をすると凪はすぐカバンを持って外へ出ようとする。
「どこに行くんだい?」
「森に行ってくる!」
暗くならないうちに帰るんだよ、という祖母に凪は返事をして森へと向かっていった。

『化け物』次回     3. 森の中

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