207で大成功:転職者が入社初日から活躍する為のチェックリスト

いつでもどこでもモノがトドク、世界的な物流ネットワークを創りたい、207株式会社イナバです。

207では、転職者さんが抵抗感なく会社に溶け込み、活躍していただくために、チェックリスト(オンボーディングシート)を作成・運用しています。

オンボーディングシート

本記事では、そんなオンボーディングシートには

・どのような項目があり
・どのような効果が得られたのか

を説明していきます!

マネージャーの方は「このシートを参考に新人とコミュニケーションすれば良いのか」という視点。転職者の方は「このシートのこの部分は自分からでもアクションできそうだな」という視点で読んでいただけると良い気がしています!

(各項目の最後に「米印(※)」で汎用的なポイントを記載していますので、そこも読めば具体事例と転用方法がわかると思います)

オンボーディングシートが担う役割

まず、このオンボーディングシートには、

新しく入ったメンバーが「何をどういう順番で覚えるとよいのか」をテンプレ化できる

という機能があるため、説明の抜け漏れダブリを防げます。

結果として、入社から間も無くして活躍できる仕組みづくりの一助を担っているのが現状です。

ちなみに、このオンボーディングシート作成にあたり、株式会社ゆめみさんの先行事例をかなり、参考にさせてもらいました!

オンボーディングシートの構成

オンボーディングシートはSTEP1〜STEP4からなっています。

それぞれのSTEPをざっくり説明すると以下のようなイメージです。

・STEP1:ガイドラインを理解し、環境を整える
・STEP2:会社の求める能力や姿勢を理解する
・STEP3:会社の文化や行動指針を体現する
・STEP4:入社初期のアウトプット

それでは上記の各ステップで、特に「あってよかった!」と思う項目について掘り下げて紹介していきます!

以下、コピペ用フォーマットです

<Step1>
必要なアカウントを発行する

Slackに分報チャンネルを開設する

Slackチャンネルの使い方について説明を受ける

TODOCU事業の概要について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

TODOCU事業を支えるアーキテクチャの概要について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

開発フローについて説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

組織図について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

自己紹介する

@Takahiro Fukutomi(マネージャー)との 1on1 MTG設定

Github ID と Slack IDの紐付けPull Requestを作成する

Notionに「個人メモ」ページを作成する(改善プロポーザルはこちらに書いていただきます)

業務委託費用の請求フローを確認する

<Step2>
メンバーポリシーを理解してなんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える5人

Notionで何かしらドキュメントの作成あるいは編集をおこなう

ローカル開発環境を構築して、感じたドキュメントの改善項目を洗い出して作成者にフィードバックする

30分以上自分なりに考えても糸口が分からず、先に進まない事があれば周りの人に聞く30分ガイドラインを3回以上実施してみる

社内であだ名で呼んだことがないメンバーをあだ名で呼んでみる。あるいは自分が呼んで欲しい、あだ名を周りに伝えてみる

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える10人

稼働開始時に「💪やること」一覧を分報チャンネルで報告することが習慣づいた(過去2週間で80%以上の確率で実施できている)

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える全員

#nippou-hitokoto で「ひとこと日報」を投稿することが習慣づいた(過去2週間で80%以上の確率でできている)

TODOCUサポーターアプリをインストールして、なんらかの改善プロポーサルを作成する

TODOCUクラウド管理画面を触って、なんらかの改善プロポーサルを作成する

#mtg-recording に流れてくる会議レコーディングをいくつか視聴して、分報チャンネルでなんらかのアウトプットをする

経営陣と1on1MTG設定する(1h以上)

<Step3>
バリュー体現施策を確認して既存の施策(どんなものでもいい)の改善プロポーサルを出す

分報チャンネルで10件以上の投稿をおこなう

社内情報(ソースコードを含む)を確認して、1ヶ月で自分がバリューを発揮できそうなタスクを提案する

Github Issue を作成する

自分の分報チャンネルで参考になった・面白かった技術記事に自分なりの感想や意見をつけて共有する

自分の分報チャンネルで参考になった・面白かった書籍に自分なりの感想や意見をつけて共有する

自分の分報チャンネルで自分の無知(分からない・知らない・聞いたことがない・理解が不十分・知った振りをしていた)部分を披露する

自分の分報チャンネルで自分の無能(失敗しがちな・普段から上手くできない・できると思われているが実はできない、やった事がない等)部分を披露する

207メンバーとDiscord で2分以上雑談をしてみる 1人

207メンバーとDiscordで2分以上雑談してみる 3人

Slackで見つけた207バリューを体現する行動に、3回以上バリュースタンプをつける

コードレビューをおこなう

なにかしらのコミットをリリースする

鍋会に参加してみる

オンボーディングタスク一覧(このページ)の改善プロポーザルを出す
SS会に参加する

会社批判(単なる改善点の指摘ではなく、物事の前提を疑った上で疑問を呈する発言)を一度でもいいのでおこなう

207の既存の福利厚生ページを確認して既存の制度の改善プロポーザルを出す

Notionの開発関連ドキュメントを確認してなにかしらの改善プロポーザルを出す

<Step4>
入社初期に取り組んだ内容と、入社後に207で発揮できるバリューについてNotionにまとめて共有する


STEP1:ガイドラインを理解し、環境を整える

必要なアカウントを発行する

Slackに分報チャンネルを開設する

Slackチャンネルの使い方について説明を受ける

TODOCU事業の概要について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

TODOCU事業を支えるアーキテクチャの概要について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

開発フローについて説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

組織図について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

自己紹介する

@Takahiro Fukutomi(マネージャー)との 1on1 MTG設定

Github ID と Slack IDの紐付けPull Requestを作成する

Notionに「個人メモ」ページを作成する(改善プロポーザルはこちらに書いていただきます)

業務委託費用の請求フローを確認する

上記の表がSTEP1の項目です。

新しく207でお仕事される方が会社で働くうえで最低限抑えておくとよいことをまとめています。

早速ですが、いくつか、良いと感じている点をご共有します。

※会社のガイドライン(よく使っているツールなど)に馴染むというのは、基本のように思えて、意外と大変だったりするのでチェックリストとして挙げています。

1:Slackに分報チャネルを開設する

分報チャンネルとは、業務に関連するか否かに関わらず個人的なつぶやきを投稿するチャンネルです。207の各メンバーが「times-〇〇(名前)」のSlackチャンネルを開設しており、そこにちょっとした出来事やその日の気分などを書き込みます。

スクリーンショット 2022-02-04 13.44.53

上記のような感じで、業務と関係ないゆるい内容の投稿もOK。

この分報チャンネルがあることによるメリットは大きく以下の2点です。

207では「Be open」という行動指針(バリュー)のもと、DMを基本的にNGとしているため、特定の個人への連絡は分報を活用する(コミュニケーションが視える化される)

・つぶやきを通して日々、メンバー同士でお互いの感情の機微を感じ取れるので、よりよいコラボレートができる。

※207に所属していない方でもご自身の感情を共有できる場などがあれば良いのではないでしょうか。

2:開発フロー(組織図)について説明を受けて、なんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

本項目は以下の2点の理由からあってよかったと思う項目です。

・「前職と比べてどうか」という意見が寄せられるため、社内の組織体制や業務フローを改善するための知見になる

・Notionでマニュアルを用意しているため、それを読んで「ここがわかりにくかった」というフィードバックを得ることでマニュアルやナレッジの改善ができる。

STEP2:会社の求める能力や姿勢を理解する

メンバーポリシーを理解してなんらかのアウトプットを分報チャンネルでおこなう

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える5人

Notionで何かしらドキュメントの作成あるいは編集をおこなう

ローカル開発環境を構築して、感じたドキュメントの改善項目を洗い出して作成者にフィードバックする

30分以上自分なりに考えても糸口が分からず、先に進まない事があれば周りの人に聞く30分ガイドラインを3回以上実施してみる

社内であだ名で呼んだことがないメンバーをあだ名で呼んでみる。あるいは自分が呼んで欲しい、あだ名を周りに伝えてみる

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える10人

稼働開始時に「💪やること」一覧を分報チャンネルで報告することが習慣づいた(過去2週間で80%以上の確率で実施できている)

社内のメンバーの顔と名前(苗字)を覚える全員

#nippou-hitokoto で「ひとこと日報」を投稿することが習慣づいた(過去2週間で80%以上の確率でできている)

TODOCUサポーターアプリをインストールして、なんらかの改善プロポーサルを作成する

TODOCUクラウド管理画面を触って、なんらかの改善プロポーサルを作成する

#mtg-recording に流れてくる会議レコーディングをいくつか視聴して、分報チャンネルでなんらかのアウトプットをする

経営陣と1on1MTG設定する(1h以上)

STEP1は最低限のガイドラインという位置づけですが、STEP2ではより能動的に会社で活躍していただくために必要な内容になっています。

ここでも特によいと感じている項目をご紹介します。

※「会社の求める能力や姿勢を理解する」という点は207でなくても重要な気がしています。

1:メンバーポリシーを理解して分報チャンネルで何らかのアウトプットを行う

207ではメンバーに「こういう人間性を備えていてほしい」と思う理想像をメンバーポリシーという形で言語化しています。

ここではそのメンバーポリシーが体現できているかをチェックしていただいています。

スクリーンショット 2022-02-04 12.23.57
スクリーンショット 2022-02-04 12.24.13

この項目を通して207が重要視している能力や姿勢を示す事ができている、と感じています。

2:30分以上自分なりに考えても糸口が分からず、先に進まない事があれば周りの人に聞く30分ガイドラインを3回以上実施してみる

こちらは完全に「株式会社ゆめみ」さんのオンボーディングチェックリストを参考にしています。

この項目で得られた効果は以下の2点があると感じています。

・質問を促すルールがあることで、他者に質問することへのハードルを下げる。

・30分以上解決できないことは1〜2時間かけても解決できないことが多く、課題解決の迅速化につながっている。

会社としては「1人で長時間悩むよりも、他人の工数を使ってでも早く解決した方がありがたい」というメッセージをこの項目によって伝えています。

※特に業務上での相談や質問を他のメンバーと早々に実施できると会社へ馴染む速度が上がると感じています。

3:#nippou-hitokoto で「ひとこと日報」を投稿することが習慣づいた(過去2週間で80%以上の頻度でつぶやいている)

207では「日報ひとこと」という取り組みをしています。

メンバー各人が稼働日に簡単な日報をSlackの専用チャンネルに投稿しています。

ただ、この日報は業務内容ではなく、「今、思っていること」みたいな感情をつぶやくことが推奨されていますので、前述した分報チャンネルと同様に、相互理解の醸成になっているイメージです。

※何かしらの形で感情を吐き出せる状態を作っておくのは相互理解を深め、コミュニケーション速度を上げる有効打な気がしています!

4:#mtg-recording に流れてくる会議レコーディングをいくつか視聴して、分報チャンネルでなんらかのアウトプットをする

207では情報を常にオープンにし、メンバー間の情報格差を発生させないためにミーティングを録画してだれでもアクセス可能な状態にしています。

オンボーディングでも、他の部署でのミーティングを見て全社的な動きを知る機会を作っていただくためにこの項目を設定しています。

※ミーティング録画文化のない組織においては、議事録を読んでアウトプットする、などが具体的なアクションになるかもしれません!

一旦、ここでCMです!

207ではあらゆるポジションで絶賛採用募集中です!!!!!!

本noteを読んで「ちょっとこの会社の事を調べてみようかな」と思って頂けた方はまずは、コチラの動画を見ていただけると会社の事がよくわかるかもしれません!(1:55:15~)

その後、「207に興味が出てきた!」という方は、カジュアルに面談でもしましょう。

もちろん、直接の採用応募も、とっても嬉しいです!

...

......

以上、CMでした!!それでは続きをどうぞ!!!

STEP3:会社の文化や行動指針を体現する

バリュー体現施策を確認して既存の施策(どんなものでもいい)の改善プロポーサルを出す

分報チャンネルで10件以上の投稿をおこなう

社内情報(ソースコードを含む)を確認して、1ヶ月で自分がバリューを発揮できそうなタスクを提案する

Github Issue を作成する

自分の分報チャンネルで参考になった・面白かった技術記事に自分なりの感想や意見をつけて共有する

自分の分報チャンネルで参考になった・面白かった書籍に自分なりの感想や意見をつけて共有する

自分の分報チャンネルで自分の無知(分からない・知らない・聞いたことがない・理解が不十分・知った振りをしていた)部分を披露する

自分の分報チャンネルで自分の無能(失敗しがちな・普段から上手くできない・できると思われているが実はできない、やった事がない等)部分を披露する

207メンバーとDiscord で2分以上雑談をしてみる 1人

207メンバーとDiscordで2分以上雑談してみる 3人

Slackで見つけた207バリューを体現する行動に、3回以上バリュースタンプをつける

コードレビューをおこなう

なにかしらのコミットをリリースする

鍋会に参加してみる

オンボーディングタスク一覧(このページ)の改善プロポーザルを出す
SS会に参加する

会社批判(単なる改善点の指摘ではなく、物事の前提を疑った上で疑問を呈する発言)を一度でもいいのでおこなう

207の既存の福利厚生ページを確認して既存の制度の改善プロポーザルを出す

Notionの開発関連ドキュメントを確認してなにかしらの改善プロポーザルを出す

STEP1、STEP2を実行していただくと、ある程度207という会社に馴染めてくるはずです。

STEP3は、207の文化や行動指針(バリュー)をより体現していただくような項目を設定しています。

※207以外の会社へ転職される方は転職先企業の行動指針(バリュー)を把握の上、それぞれを実施すると良い気がします!(参考までに、207では以下のような行動でバリュー体現を実施いただきます)

1:バリュー体現施策を確認して既存の施策(どんなものでもいい)の改善プロポーサルを出す

207では「Speed with quality」「Be open」「3S」の3つの行動指針(バリュー)を設定しています。

それぞれの行動指針(バリュー)を体現するために具体的なアクションに落とし込んだものを「バリュー体現施策」として言語化し、社内で実施しています。

本項目では、そんな施策へのフィードバックを通し、実際に3Sを実行して頂きます。

2:自分の分報チャンネルで参考になった・面白かった書籍に自分なりの感想や意見をつけて共有する

207では「3S」というバリューを掲げています。

3Sは生徒、先生、科学者(Scientist)の頭文字を取っており、インプットすること、アウトプットすること、分析することを重視しています。

(自己研鑽に対する費用は会社負担で、惜しまず支給しています!)

3Sの会得を目的に、分報チャンネルにインプット&アウトプットをお願いするのが、本項目です。

3:自分の分報チャンネルで自分の不得意(失敗しがちな・普段から上手くできない・できると思われているが実はできない、やった事がない等)部分を披露する

207の行動指針(バリュー)の一つである「Be open」を体現するための項目です。

強みや長所だけでなく、苦手や短所まで自己開示することで、よりオープンな組織になると考えています。

4:Slackで見つけた207バリューを体現する行動に、3回以上バリュースタンプをつける

207ではバリュースタンプというオリジナルのSlackスタンプを使用しています。

207で言うと、3Sを体現した人には3Sスタンプを押す、といった感じです。

「行動指針(バリュー)に紐づいたスタンプを押す」という行動は、207以外の方でもできるのではないでしょうか?

STEP4:最終的なアウトプット

入社初期に取り組んだ内容と、入社後に207で発揮できるバリューについてNotionにまとめて共有する

STEP4は入社初期のアウトプットをしていただきます。

アウトプットを前提としてインプットした方が学習効率が上がるのと同じように、入社初期(最初の1ヶ月)も最後にアウトプットの機会があることを前提として過ごしてもらうことでより吸収できると考えています。

おわりに

以上、転職者が入社初日から活躍する為のチェックリストでした!

そして、そんな207ではあらゆるポジションで絶賛採用募集中です!!!!!!

本noteを読んで「ちょっとこの会社の事を調べてみようかな」と思って頂けた方はまずは、コチラの動画を見ていただけると会社の事がよくわかるかもしれません!(1:55:15~)

その後、「207に興味が出てきた!」という方は、カジュアルに面談でもしましょう。

もちろん、直接の採用応募も、とっても嬉しいです!


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