初回者さんが2回目来店しない理由
クライミングジムコンサルタントの岡田です。
クライミングに関わらず、ビジネスの生命線ともいえる”リピート客”を生み出すためにどんなことが必要でしょうか?
今回はこの”リピート客の心理”について考えてみたいと思います。
ジムオーナーさんはきっとこんな経験があるはずです。
初めてクライミングしたお客さんAはすごく楽しかったと満面の笑みで話してくれて、「また来ます!」と言って帰っていきました。でもそれ以来、Aがジムに来てくれることは無かった。。。
これはもはやクライミングジムあるあるではないでしょうか。
この事例で忘れてほしくないことは、Aはジムにいた間は楽しくてよい経験ができたと思っていること。
でも2回目来店には来ない。
そのシンプルな理由は
・
・
・
・
・
・
「何となく」
です。
ラーメンに例えるとわかりやすいかもしれないですね。
あるとき、あなたは何となく腹減ったなーっと思って近隣を歩いていると、見たことのないラーメン屋が目に入ってきました。
価格もそんなに高くないし、他に探すのもめんどくさいからここでいいや!と入店しました。
特に期待はしていなかったけど、メニューの「自慢の醤油ラーメン」を注文しました。
一口食べた瞬間に、
「人生で一番うまい醤油ラーメン認定だわ!」
ってほど、おいしくて驚き、感動すら覚えました。
食べ終わったときは、
「おじさんすごくウマかった!また来ます!」
と言って帰りました。
また食べたいなと思いつつ、でもなかなか足を運べていません。。。
あれだけ感動したのに、なんでまだ行っていないの?
ってことを考えると、やっぱり
「行くべき明確な理由がないから」です。
クライミングに話を戻しますが、お客さんにとって楽しく過ごせた時間は紛れもない事実です。でもそれだけでは再来店まで行動が伴わないのです。
では実際に、この「何となくの壁」を超えてもらうにはどんなことが必要になるでしょうか?
「また来るべき理由」をお客さん任せではなく、自分で用意していますか?
・期間限定のクーポン券配布?
・レンタル品無料チケット配布?
・SNSでフォロー、いいね!をしてもらって発信が届くようにする?
・次に来るといいタイミングをしっかりと伝える?
・悔しさを煽って、次回のモチベーションを高める?
・初回限定の回数券をクロスセルする?
・メールで案内できるようにする?
いろいろと対応できそうなことありますよね。
基本的に値下げはオススメしていませんが、次回来店に繋がることを前提に
した施策が考えられているのであればOKです。
ただ、それでも「期間限定」「キャンペーン」みたいな形で、いつでも価格を戻せるようなクッションは欲しいところですね。
他にもエリアや客層などによって試すべき施策は変わってきます。
共通して言えることは、
「ただ待っていても変化はない。」ということ。
行動して結果を確認しながら、精度を上げていく必要がありますね。
どんなことで2回目にまた来店してもらえるようにしますか?
是非考えてみて下さい。
岡田