映画『2012』

終盤だけ見た感想。最初から見ると感想は違ってくると思うのでこっちで。

ネタバレ注意です


地殻変動により地球は滅亡に向かっている。トップは秘密裏に脱出船を開発していた…が全人類を乗せることはできない…その秘密を知った家族は生き残る為に行動する!

で、そのラスト30分程度を見た

第三艦の修理が災害に間に合わず、出航しない。乗船客を見捨てるのかと暴動が起きる。その暴動の間、主人公一家は裏口(修理口)から船に侵入する。
その頃管理室では技術者の説得により、全員は助けられないというトップの反対を押し切って第三艦の出航が決まった。

余談だが、最終局面の決断で演説が上手い人の判断が採用される辺り、大統領が演説で決まる国だなと思う

その演説の内容が「互いの事を考えなくなった時、人は人でなくなる」という聖書からの引用なので、ここで映画のメッセージ性が一気に上がる。

出航が決まり、乗船許可が暴動した人々に降りる。歓声を上げ、我先にと乗る人々。
船の内部に侵入した家族は機関室が動いた為に窮地に立たされる。周囲の歯車が動き出し、挟まって足を砕かれる人も出る。
これによって、船の内部で異物が挟まっているため、扉が閉まらず船が出航出来なくなる。間に合わなかったが為に津波が襲いかかり、全員死ぬか生きるかの状況となる

この辺りで個人的にはもうこの家族死んでも仕方ないなという気持ちになっている。

自分が生きるために他者大勢を死に晒しているわけで、それは演説の「他者を想えない時人は人でなくなる」に沿わない人物であるので、危機的状況や死人が出たとしてもまあそれなりに妥当。

その後の展開としては

挟まった異物を取るために父親は泳いで自ら死地に向かう!なんという自殺行為!

ここで他者のために働けたので、父親が死なないことが確定する。

とてもロジカルでいいですね。

また、父親は乗客<家族。身を呈して家族を救うために動いたヒーローなので帰ってきて家族は手遅れだと意味が無い。だから家族も生き残る。上手い。

最後は大団円のハッピーエンドです。無事に次の大地も見つかります

とはいえツッコミどころが多い

ので割と微妙な評価。雑な津波への理解と恐怖〜を味わえる。ハリウッド制作なので映画らしいスケール感。あとハッピーエンドなので安心して見れます。面白そうなら見てもいいと思う。

レビューするには見てなさすぎるし、だからといって言いたいことがない訳でもないのでここに書いてみました。

ちょっと映画に興味が出てくれれば幸いです

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