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賢く活用しよう!自治体の「補助金」を実際に申請してみる①


中村さん:ところで最近、補助金について耳にする機会が多くなりましたよね。IT補助金、リスキリング補助金など、よくニュースにもなっています。

僕の会社も申請しようと思って今まさに事前調査中なのですが、これがまた奥が深い世界でした。
この記事では、そもそも補助金とは何か、そしてその種類、申請方法、申請条件といったことについて、具体的に申請する前段階として調査した内容をシェアしようと思います。
これから補助金や助成金の申請を考えている方の参考になれば幸いです。


補助金と助成金の違いって?


補助金とは、国の政策目標に沿った事業を行う個人事業主や法人などに支給するお金であり、スモールビジネス事業者にとって心強いサポートをしてくれる制度です。

資金調達ナビ

助成金とは、主に法人が国の政策目標に沿って労働環境改善などに取り組む場合に支給されるお金です。

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どちらも「支給される資金」という意味では、ほぼ同じ意味のようですが、支給の条件が異なるようです。

・補助金:審査をクリアすれば貰える
・助成金:条件を満たせば貰える

ただし、例外もあるようなので、内容ごとに条件をしっかり確認する必要がありそうです。
僕は今回自分たちが申請できる補助金/助成金を区別なく探していきたいので、いったん補助金or助成金はあまり考慮せず探していきます。


どんな補助金/助成金がある?


参考にさせて頂いたこちらのサイトでは、J-Net21の支援情報ヘッドラインで、使える補助金/助成金を探すことができると書いてありました。

民間のサイトでも補助金/助成金を集めたページがあるようなので探してみたところ、補助金ポータル というサイトが使いやすそうでした。

上記サイトでは過去のものを含めて26,942件(2023/6/26現在)もの補助金/助成金が登録されていました。思ったより多い!

ちなみに!
このようなポータルサイトにも掲載されておらず、商工会議所や産業振興センター、自治体のホームページにしか無い情報もあるようなので、そちらも隅々まだチェックをお忘れなく!


J-Net21で補助金を探すときのコツ

J-Net21の支援情報ヘッドラインで一通り検索してみました。補助金/助成金は分野によって掲載されているので、どういった内容で補助金申請をしたいのか、イメージを持ちながら探していくのが良さそうです。
大きく以下のように分かれています。

・その業種に特化した事業に関するもの
 ex:漁業就業・定着化のための資格取得支援補助金
・人材育成や雇用に関するもの
 ex:令和5年度DXリスキリング助成金
・生産性向上やIT化に関するもの
 ex:テレワーク促進助成金
・移住に関するもの
 ex:○○町移住支援金

人材育成やIT化といった汎用的な補助金については、実はすでに申請条件を満たしているのに見逃してしまっているものもあるかもしれません。
J-Net21や、補助金ポータルなどの民間企業検索サイトや自治体や商工会議所のページで一通り確認してみましょう。


次回!IT補助金2023を実際に申請!(の事前準備くらいまでは…)

現在とくに製造業ではDXの取り組みが活発ですが、実際に0から立ち上げるには、多額の費用が必要となります。そのため、意欲はあっても資金がなくてなかなか着手できないという企業も多いと思います。そんな企業のために用意されているのが、DX関連の補助金や助成金制度です。これらを上手に活用すれば比較的少ないコストで取り組みを行うことかできるはず!
次回は「IT補助金2023」を実際に申請するまでのプロセスをシェアします。
どうぞお楽しみに!

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