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リーダーシップを磨く3つの原則、主体性ある経営を実現するには

プロジェクトを推進する上で最も重要なのは、主体性を持つことです。

主体性とは自らの意思で行動し、
自分の行動やその結果に責任を持つことを意味します。

京セラの稲森会長のもとで学んだ多くのことの中でも、
この主体性はビジネスにおいても、
個人の成長においても欠かせない要素であると言えるでしょう。

若手経営者が直面する課題の多くは、
この主体性の有無に起因します。

例えば、チームメンバーが能動的に動かず、
指示待ちの状態が続いている場合、
プロジェクトの進行は遅れがちになります。

しかし、それぞれのメンバーが自主的に動き、
各自がリーダーシップを発揮することで、
プロジェクトは大きく前進することが可能です。

ここで一つ、具体的な例を挙げましょう。

私がかつて関わったプロジェクトでは、
チームメンバー全員が自分の役割を自覚し、
積極的に意見を交換しました。

予定していた会議の時間を超えても熱心な議論が交わされたことがあります。

この時、個々の主体性がプロジェクトを成功に導いたと感じました。

一方で、このような環境を作るには、
経営者自身が主体性を持って行動することが不可欠です。

部下に自発性を促すためには、
まずは自分がその手本となる必要があります。

自らが率先して新しいアイデアを提案し、
失敗を恐れずチャレンジする姿勢を見せることで、
周囲にも同じ姿勢が波及していくのです。

量子力学が示すように、
観測者の意識が現実を変えるという考え方をビジネスに応用すると、
経営者の意識がチームの意識や行動に影響を与え、
結果的にプロジェクトの成否を左右するとも考えられます。

つまり、経営者の主体性がプロジェクトの成果を形作るというわけです。

最終的に、学んだことを人の役に立たせるためには、
知識だけでなく、それを実行に移す勇気と主体性が必要です。

経営者としてだけでなく、
一個人としても、日々の行動や決断において主体性を発揮することが、
自分自身と社会の両方に対してプラスの影響をもたらすのです。

私は若手経営者の皆さんに、主体性を持って一歩踏み出すことの大切さと、
その実践によってもたらされる価値をお伝えしたいと思います。

自分の力で道を切り拓くことの喜びと、
それによって達成される目標が、
皆さんのビジネスと人生に新たな可能性をもたらすでしょう。

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