伊藤忠がイスラエル軍事企業との協業を終了。国際司法裁判所のジェノサイド防止命令の影響で。

2024/1/26に国際司法裁判所がイスラエル政府に対してジェノサイド防止措置を命じた件について、イスラエル政府は応じないようですが、この裁判所の判断はほかにどのような影響を有するのでしょうか。

2024/2/5、伊藤忠商事の子会社がイスラエルの軍事企業との協業を終了する旨を発表しました。その理由として、国際司法裁判所のジェノサイド防止命令を上げています。

記事から引用:「・・国際司法裁判所(ICJ)が集団殺害を防ぐための措置を取るようイスラエルに命じたことにより、エルビット社との取引が国際的な批判を浴びる可能性が出ているための判断とみられる」 


昨年12月から、イスラエルに対する軍事協力を止めるようにと、有志によるデモや署名活動がおこなわれていましたが、

デモの記事:伊藤忠アビエーション前でデモ「イスラエルへの軍事協力をやめろ」

署名活動:「伊藤忠はイスラエルの“死の商人”エルビット・システムズと手を切れ!#ShutElbitDown」

信頼性の高い国際司法裁判所がジェノサイド防止措置を命じたことで、企業として対応をせざるを得なくなった、ということのようです。