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不動産投資書籍は、沢山読まない方が良いと思う理由。 ほとんどの書籍には大事な事が書いていない。

僕は不動産投資の書籍を1冊しか読んだことがありません。 
その一冊の書籍以外には、目を通したことはあっても、購入するまでに至らず、そして人様から頂戴した書籍でも、僕の経験に役に立ったことは
残念ながら一度もありませんでした。

それはどうしてなのでしょうか。 世間の不動産投資書籍には
重要な事がほぼ書かれていない事に初期の僕は気づいてしまったことで
読むに至らないと感じた、その理由も少し記してみようと思います。

ありふれた不動産投資家にならない為に

大勢の一人になってしまいたくない、だってきっかけも、目的も人と違いのだから。

以下の内容は、中卒サラリーマン大家物語、第四話から一部抜粋しています。 

不動産投資の勉強を独学で開始する中、僕はモールにある大型の本屋さんに立ち寄り、不動産投資のコーナーを見つけ、自分に合う書籍を探しました。
書籍のタイトルにはこんな内容のものが当時多く見かけられました。

「サラリーマンでも家賃収入1億円」
「年収300万からの不動産投資」
「資産3億!高速不動産投資法」 

そして、誰でもできるような言葉に、人の物語がメインの内容、そして派手なタイトルが多いことに僕の中で疑問が起きた。

パラパラと見てみて、この著者は、どんな背景があって
不動産投資を始めたのかはよく分かったけど、僕みたいな、危機迫って始める人に
合うような書籍ってのは一体・・?!

誰一人として同じ背景はないから、そのような本は性に合わないと感じました。

そして、不動産投資がどのような仕組みで儲かり
物件選定、融資、金利、運営、売却、税金、への理解など
この事業の全容が全て網羅されているような書籍が一つもない。

一体これはどういうことなんだ?!って強く感じたのです。

物語は著者固有のもの、僕には僕の物語がある、だからそのような内容は
必要ない。

そう感じながら、別の本屋さんに行くしかないのか・・
と思ったら、あったんです。一冊だけ、今の僕の学びにぴったりな一冊が。


これは初版で、僕が購入したのはこの書籍だけでした。
改訂版 この書籍は、一歳余計な著者の物語がなく、事業の全容がわかりやすく 書かれていた唯一の書籍でした。

そう、不動産投資の勉強に選んだ僕の書籍は、たったこの一冊だけでした。 普段僕は本を読まない。だから感覚感性で選んだ。 ただ、その感性というのは、全容を知りたいという一心だったから この書籍は僕にピッタリだったんです。 中卒でも分かりやすかったという、そういう単純な話でもありました。 そして一冊の書籍とネットで、僕の不動産投資の勉強は始まったのです。

多くの不動産投資家の初期は本を100冊読めなどと言うが、僕はやめた方がいいと感じます。

100冊読んだからと言って、何も始まらない。結局は行動が先なのです。

数多くの書籍を読んだからと言って、不動産投資がうまく進むことなんて、僕は稀なことだと思っています。そして、進んだとしても、大勢がそうするからこそ、大多数の一人にしかなれないとも感じるし、書籍の内容なんて、人それぞれの歩み、価値観、結果論だから、当てはまらないことも多い。 

そして、一番危惧していることは、あらゆる行動や思考に書籍を読んだからこその

迷う

と言うことを与えてしまうことです。

あの本にはこう書いてあった、別の本には、このようにした方がいいと書いてあったなと思い返すことで、自分らしい行動や思考が養われず、その書籍に捉われると言うことです

著名な不動産投資家も、多くの書籍を読むと良いとよく言っていますが
それは裏を返せば、大多数になって、駆け上がらないでほしいようなものだと
とある人は言っていました。 読めば読むほど理解できなくなるのが、不動産投資本なのです。 複数の答えがありすぎるからこその、自分らしい経験を積む前に
余計な知識を与えてしまって、行動に対しての障壁も生み出していると言うことでもあります。

ですから、著名な方は、大体1冊だけ紹介するケースが多いのが特徴でもあります。

お勧めするのは、不動産投資の全容が書かれた書籍と、税金、不動産知識の書籍

不動産投資の書籍を沢山買うより、こちらの方が役に立つ。

先に記したように、不動産投資の書籍でも、全容が書かれたものは探し出すのに困難です。世間にありふれた書籍は、物語や派手なタイトルばかり。参考になっても鵜呑みに出来ず、役に立つことはあったとしても、その方を超えることはおそらくできないでしょう。

そして、どちらかというと、税金に対しての書籍、不動産の知識構築につながる書籍は、持っておいて良いと感じています。 

避けて通れない部分として、建築、物件の調査、不動産会社から騙されないために
不動産の見識を広める行動は必要です。

収益を上げ、運営、経営を進めるに際しても、税金は学ぶべきところでしょう。
減価償却の仕組みや、何を償却資産として認識するかなども、
不動産投資本には書かれることはない為、実質的な経営において
初期から役に立つでしょう。


常に行動が軸であることを忘れないようにしましょう。

本には知らない世界に飛び込む方法など書いていません。書いていてもその通りにはならない。決めるのは自分自身なのです。

ある人が登山をしようと、登山の入門書を数冊買って読んでいました。
十分理解できたため、早速山を登ってみると、複数の虫に刺され、買った登山靴と靴下が合わず靴擦れを起こしたりしました。
その人は言いました。

本に虫が多いことや、道具のことなど書いていなかったと。

意外でしょうが、不動産投資家で似たようなことを言う人が昔沢山いたんです。
しかし、そのような人は学びの後に行動、学んだ内容が行動と不一致するから
本が悪いだの言い出したりもしました。

とてもおかしな話ですよね。しかし本当にそんな人もいたんです。

行動が先の人は、まず登山を軽くやってみようと考え、自前のシューズと軽装できっと山に登ってみるはずです。そうすると靴が滑る、虫もいる、思ったより登ると日陰で寒い、など理解できるのです。
そこで、道具を揃えたり、少ない経験から、読みやすい本を探して、参考にして、本格的に登る準備を行うと考えます。

行動が先の人こそ、学びの質が格段に本質に触れるものだし、理解度も早い。
本ばかり読む人は、知識だけ先につけても、想像と違うから面食らうものです。
不動産投資の世界ってのは、僕的に体得だと思っているので、
本を読んだところで、何の勉強にもなっていません。

パイロット希望の方が、本を100冊読んだから大丈夫だと思うでしょうか?
実践訓練こそ、パイロットとして技能を上達させ、その技術の背景を知るために、書籍を読むのです。



本に惑わされず、本に捉われず、自分らしい不動産投資の歩みを行うなら
大多数が進む道を避けるべきでしょう。
そんな本に対する僕なりの見解を述べてみました。

間違っていると言うことも言えるでしょう。
そうかもしれないと思う方もおられるでしょう。
そのように、皆一人一人、考え方は違っていいのです。
だからこそ、一冊だけ自分に本当に合うものを選び出してほしい。
そして、経験から知識を得るために、必要な分野の書籍を購入し、大多数と違う学びを行ってほしいものです。

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