不動産投資家の、賢い社用車の買い方 もしかしたら自己資金の捻出も可能に?!
不動産投資家にとって、減価償却のために、社用車を購入することは、もはや当然の領域かと思います。
当然それは個人事業者でも同じことでありますが、社用車の購入の仕方によっては、様々な優位な点を生み出すことも可能になります。
そんなことから、
今日は、僕が実践している社用車の購入の方法について述べてみたいと思います。
ローンはディーラーローンを避けること
ディーラーローンを避けることは、社用車の換価性を鑑みたときには、とても重要な事柄につながります。
換価性とは、車両自体が市場でどのくらいの価値があるかを表す単語でもありますが(金融機関用語)
ディーラーローンは、申込者(法人)の所有物とはならず、販売会社の所有ままとなります。
その為、社用車を万が一の際、もしくは戦略的に現金化すると考えると、ディーラーローンを使うと、売却時残債まで返済しなくてはならなくなります。
またディーラーローンは、金利がとても高い代わりに、様々なローン形態が存在しますから、車両を持つことへの意味合いが強い方は、買いやすいものです。
その中身としては、残価設定ローンが一つ挙げられますが、それ以外では長期のローン(10年)などの金融商品もあります。 いづれにしても金利が高いこと
そして、先に記したような、「所有者が自分にならない」という点では、
避けることは得策かと考えます。
車両取得費として、税務上金利も経費なので、それでもいいと思う方、換価性を鑑みて現金化する可能性が無い方はこの記事は参考にならないと思います
ではどんなローンが最適なのでしょうか
一般的に個人向けカーローンは、金融機関全般でも取り扱っています。
ただし、定型ローンという商品構成で、保証会社(信販系)がローンの補償を行う内容のものです。
よって、金融機関のローンは、個人でのお申し込みのみとなりますが、それ以外でも法人格としても社用車の購入のローン商品が、実は存在ます。
それが、各県の制度融資を利用するというものです。
これら制度融資は、各県にも同じような条項の募集内容が対象の都道府県があります。 これは、県の保証協会が補償を行い、金融機関が融資手続き、実行を行うという内容です。
アパートローンの保証協会付きと同じような内容と捉えて良いと思います。
無論、これら制度融資を受ける際には、しっかりとした事業のための車両購入ということで、背景、購入後の効果なども文書化して申請することが求められますが
法人でも最高4000万円まで利用可能なため、審査判断によっては、複数台同時購入も可能となります。
それ以外の融資もある
保証会社付き融資、県の制度融資意外にも融資商品はありますが、一般金融機関において法人の車両購入におけるプロパー融資も存在します。
プロパーで車両購入の融資を受けるには、当然ながら、業績が大きく関係をしてきますが、大きめの支店や、ブロック支店などによっては、支店長決裁権額以内であれば、融資を受けることも可能になります。
この際においても、車両を購入した際の効果測定、意味意図を伝える必要もありますが、預金資産などが多い方は、比較的に通りやすいのでは無いかと考えます。
また、金融機関と連動した、協調融資による車両購入の方法もありますので(公庫+地銀)金融機関のホームページをくまなく探してみてください(もしくは連絡して融資担当の方に質問されてみてください)
総じて検討しておくべきこと
購入する車両は、換価性を見込んで、できるだけ額の高い車両を購入することをお勧めします。それも国内であれば、ディーラーローンで残価率の高い車両は極めて換価性が高いため、お勧めです。
そして、もしも万が一、そして、時として戦略的に、車両を売却して、そこから自己資金を捻出するという方法もありますが、適切な使用使途では無いため、もしもの時は、金融機関と相談することをお勧めします。
最も、資金使途に関しては、金融機関判断になりますので、うまくゆけば、その金融機関で、物件購入における融資相談も同時に行なってみることは得策だと考えます。
ややグレーな話ですが、持たざる者が持つためには、様々な知恵と工夫が必要です。
しかし、そのようなグレーなことをやり続けることは絶対にあってはならないと強く思っています。ただし、時と場合によっての判断をよく考え、融資担当さんとの関わり合いを軸に進めてみてはいかがでしょうか。
僕は車両を定期的に入れ替えますが、それら資金を、次の車両購入の頭金にしますので、結局は繰り返しという感じです。
ディーラーローンより、様々なローン商品をよく検討して、取り組まれることを
お勧め致します。