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僕の現在の融資環境。どんな金融機関を使っているのか、これから先の融資展望

近頃の世間の融資情勢ではなく、僕の事業における融資環境などの話を
思うこともあり、少し書いてみようと思います。
また、近い将来における開発原資となる融資、自己資金などを
どのような価値観で投下するか、どのくらいの開発規模になりそうなのかも
考えてみました。 

どんな金融機関を使っているのか

何事も開発行為は資金が必要なもの。金融機関との関わり方の現在とは。

結論から言うと、地銀・メガ・都銀以外が全てという事なります。
なぜそうなっているのかと言う具体的な話は、金融機関特性を理解することで
良く分かると思うので今回は割愛します。

一つ言うなれば、継続した事業計画立案、開発を毎年1〜3件程度進めている
関係で、全体の評価(積算・外部鑑定士評価)を基準とする金融機関とは
永遠に付き合うことができないという答えになります。
(このプロセスを今度記事にいたしますね)

ですので、僕のメインバンクは、信用組合、信用金庫、JAと言った
組合系の金融機関がメインとなり、いわゆる定性評価の比重が非常に
重要な評価として位置付けている金融機関が主な取引先という訳です。

具体的な例を正直に列挙すると、
メインバンクは福岡県信用組合、新築RC45年商品も今年3月から開始された為、今では新築系融資で他行から恐れられている金融機関です。
次には福岡市内で強い信用金庫である、福岡信用金庫
続いて福岡最大の信用金庫である福岡ひびき信用金庫
2年ほど前からお付き合いが開始された、福岡北部の遠賀郡が本社の
遠賀信用金庫
最後に、理由があって、2地区のJA(農業協同組合)とのお付き合いを
行っています。

どうして組合系が多いのか

不動産以外の事業も開始するにあたり、やはり地銀を使うことはいたしませんでした。

上記にも少しだけ触れましたが、組合系の金融機関は、基本事業単体収支を
重んじて評価をします。合わせて事業計画の精度や、実績、将来性、安全性、公共性などの融資5原則を軸にも事業性をしっかりとみてくれます。

ですから不動産賃貸以外の事業においても、関連性、事業を開始する理由、きっかけ、意味意図、事業を行うことでの収益以外のメリット、相乗効果など
しっかりと評価軸にそれら内容も加味されてゆきます。
これは真の意味でも、定性評価であり、単に決算書が良いから融資が出るという
世界ともちょっと違っています。

同じような考え方ではありますが、同時に他行と合わせて3案件、4案件などの
融資を進捗させていたとしても、その事業の単体も一旦評価やリスクとして計上しますが、根本は相互の事業でどのように進捗し、発展し、貸出先としての価値を作り上げられるか(協力する意味意図を金融機関も精査します)であるとも考えます。

現在のお付き合いのレベル

全ての取引金融機関さんは必ず毎回全ての物件見学をされて行かれ、根本的な理念や思い、建築に至る物語、展望を確認されます。

特殊な建築を行う、特殊な経営手法を用いる、独自で高い実績を作り、モデルケースを構築しているなど、僕の事業は普通の賃貸事業者とは大きくかけ離れています。
そのため、各取引金融機関のほぼ全ての取締役レベル、融資部長レベル、そして理事長レベルの皆様は毎回施設に来ていただき、事業を常に応援してくれていただいています。

とある信用金庫様は、理事長が交代する際には、引き継ぎでおいで頂くような関係性です。
また違う信用金庫様では、支店長が融資審査部の部長様を引き連れて事前に時期融資に向けての事業者の理念と計画に関するヒアリング(定の良いモニタリング)を行っていただいています。

こうなると話は非常に早いと思われますが、個人的には貸出先として優先度の高い顧客として見られている、常に期待値が高いという側面を強く感じてしまいます。

地銀さんではこうは行きませんよね。
来社されたとしても、支店長、ブロック支店長、エリア部長クラス止まりです😅

このように、大変ありがたいご対応を頂けていることは
心から感謝すべきことですし、常に連絡、報告、相談を行いながら
また、良いことも、悪いことも全て伝え、事業の展望も合わせて
意思疎通を取る行動を忘れてこなかったことも背景としてあるんだろうなと
感じています😊 感謝

これから先の融資展望

どんな事業を行うのか、その理由意味意図は何か、どうして今なのか、この場所なのか常に思いは伝え続けています。

僕自身は、現在特定の地域に対してドミナントを仕掛けています。
地域法人としての役割がしっかりと明確化したからです。
その内容は明かせませんが、その内容は地域と自治体、行政に大きく関わりを
持つことから、今後の全ての開発が重要な意味を持ち始めています。

それら内容は、今日現在では6案件あり、既に土地取得は4ヶ所。
残り2ヶ所は現在融資審査中でもあり、計画段階でもあります。
6案件が開発される暁には、おおよその融資額は15億円程度となりますが
自己資金は3〜4億円程度の見込みです。(総事業は上振れしても20億円程度)

そのため、近い将来新たに特定のエリア以外の建築物は売却する可能性はありますが、既に数名の方々からオファーを頂いています。
(決して安くないのですが・・)

ただ、融資の目論見という展望ということの話ですので、計画自体が進捗してゆく過程で内容は変化することもあります。
この辺りも、建築に至る過程で融資審査の再検討に及ぶ事項に関してまで
僕自身は実績を持っているからこそ、是が非でも完成まで数年かけて持ってゆきたいと思っています。

当然ながら作るものは地域に何らかの影響、役割を示すものでありますから
普通の賃貸住宅を作る概念は一才持ち合わせていません。


地銀と組合系の金融機関の特性について

この内容を詳しく知ることは、物件購入の融資先選定に大きく結果が左右されてしまいます。この辺りは、僕は常に融資という仕組みを理解していることから、金融機関ごとに、どんな資料を作るのが効果的であるか、どんなアプローチが良いか、タイミングや上層部までどのように関係を構築するかに掛かっています。

過去、融資が失敗したことが、ほとんどないのは、その辺りの知恵と努力と関係性と、一番は、相手の立場に立ち、融資をどのように進めていただくかという思いと実績です。

この辺の話は、近く記させてもらいますので、お楽しみに。

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