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資産運用初心者!(4)|資産運用を始める前に不安になりそうな疑問あれこれ

資産運用を始めようかな、思っても、まだ不安。
そんな不安になりそうなことをまとめてみました。

目次から気になるところを読んでみてください。

資産の安全なのか?

法律で、運用の内容は、顧客に詳しく開示することと、資産は会社のお金と別で管理するように法律で決められています。

投資信託を買って、証券会社がつぶれたとしても、信託銀行という別の場所で管理されているので、資産は守られます。
資産自体は信託銀行という別の場所ににあることで、ごまかしが、やりにくいようにもなっています。

不正がない限りは資産は失われません。投資信託は、資産を比較的安全に保管できる方法だといえます。

購入するのは、銀行や証券会社?

お金を正しく運用したかったら、銀行や証券会社には近づかないほうがいいです。

大きなお金を動かすことに不安で、銀行や証券会社に行って、対面での購入のが安心と思う人もいますが、その「安心」のために、相手をしてくれた銀行員や証券マンに払わなくてもよいお金(手数料)を多く払うことになります。
購入は、ネット証券で行いましょう。

言い方が良くないですが、銀行は、お金持ちには投資させて手数料をもらい、貧乏人には借金させて金利をもらうというビジネスモデル。
ATMの手数料なんかではたいして儲かっていません。

サラリーマンには家を買わせてローンを組ませるし、定年になって退職金が出たら手数料の高い投資信託をすすめてきます。
手数料の高い投資信託などに手を出さないでほしいです。

銀行は、当面の生活資金の保管場所として使いましょう。
証券会社も手数料ばかり取られるので行かなくていいです。

アクティブファンドは買わない

下記の記事でも書きましたが、アクティブファンドは買わないようにしましょう。

優秀な人が運用している良い投資信託や、手数料が安いからダメな投資信託などはありません。
プロが運用する投資信託であっても、実績は全くあてになりません。
なぜかというと、アクティブファンドの平均が、インデックスファンドに買ったことはほとんどないからです。
なぜプロが選んでいるのに勝てないのかというと、先のことは誰にもわからないのでプロが選んでも意味がないのです。

"1994年にLTCM(Long Term Capital Management)という世界で最も有名なヘッジファンド(いろんな人からお金を集めてプロが運用する)がありました。
ノーベル経済学賞を受賞者なんか(すごいプロたち)を集めて、運用を始めました。でも、5年でつぶれた。
すごいといわれてるようなプロでさえ、投資で当て続けることなんてできないということです。

それに、もし本当に当て続けることができるのなら、わざわざ他人から集めずに自分のお金でやるよね、ということです。

いつ儲けがもらえるのか?

投資信託を売るときです

いつ売ればいいのか?

お金が必要になったときに必要な分だけ売れば良いです。
それまでは持っておいて、何も考えず、不安になることもなく、ひたすら運用します。
銀行に貯金してるときに、必要な分だけお金を引き出す感覚です。

大事なポイントは、お金が必要になったときは、もし自分が買った金融商品の購入金額よりも下がっていても、ためらいなく売ることです。

自分の買値は将来に影響がありません。
気持ち的に難しいポイントです。私も「損した!」って思っちゃいそうになります。

でも、お金で買えないものが、たくさんあると思います。
そして、いつか必ず、お金を持っていても持っていなくても、死にます。
だから、株価が下がっているからという理由でチャンスを逃さないように頑張りましょう。
過去の判断が間違っていても、大切なのは未来です。

こういう売るときのことも考えて、できるだけ引き出すこと(売ること)がないように余剰資金で運用しましょう。

日本は、低成長だから株価が下がるのか?

株価は、将来の予想を含めて値段が決まっています。
たとえば、日本は人口が減少するし、経済が低成長なことは、みんな知っていてその悪いイメージはすでに株価に反映されています。

もっと悪くなることもあるし、予想通りなら株価はそれなりに上がっていきます。悲観論がなくなれば、予想以上に株価が上がることもありえます。

私たちが、低成長だから株価が下がると考えているその情報は、すでに織り込み済みということです。

72の法則

72の法則というものがあります。
72を利率で割ると2倍になるおよその年数が計算できます。

(例)72÷年利5%=14.4年

これは、5%の利率で複利で運用していくと、14.4年で資産が2倍になるということです。

ドルコスト均等法

ドルコスト均等法は、毎月(定期的に)定額を購入することで、リスクを分散しながらコツコツと資産を増やしていくことができます。

相場が高いときには少なく、相場が低いとたくさん購入するということが自動的に行われるからです。
そのため、平均購入単価を下げる効果があります。

デメリットとしては、毎月少しずつ買うと、購入手数料がかさむことがあります。インデックスファンドは、購入手数料は0円なので、よく考えて銘柄を選びます。

最後に

ここまで、資産運用をする際に、不安になりそうなことをについて考えてきました。
まとめると、

✓投資信託は、資産を比較的安全に保管できる
✓お金を正しく運用したかったら、銀行や証券会社には近づかない
✓アクティブファンドは買わない
✓儲けは、投資信託を売るとき
✓売るときは、お金が必要になったときに必要な分だけ売れば良い
✓私たちが、低成長だから株価が下がるという考えは誤り
✓72を利率で割ると2倍になるおよその年数が計算できる
✓ドルコスト均等法はリスクを分散することができる

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