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民俗芸能

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#花祭

花祭を終えて

花祭を終えて

1月2-3日に古戸花祭が無事に開催されました。

私は心の底から花祭が大好きで、花祭がなくなったら死んでもいいと思っています(結構ガチ)。

でも実は、小さい頃はあまり花祭が好きではありませんでした。
ましてや、自分が花祭のために団体を立ち上げ、大学生活の青春全てをささげるだなんて、
想像もしていなかった...笑笑

私がここまで花祭を愛するようになったのには、3人のキーパーソンがいるように思いま

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【花祭】~私が世界一愛する祭りを紹介してみた~

【花祭】~私が世界一愛する祭りを紹介してみた~

最近「何で民俗芸能オタクになったの!?」と聞かれることが増えたので、私の全てがつまった「花祭」について紹介したいと思います!

「花祭」は愛知県奥三河地方(東栄町・設楽町・豊根村)に700年以上前から伝わる伝統民俗芸能で、日本で初めて国指定重要無形文化財に登録されました。

仏教・神道・修験道が混ざり合った独特な山岳信仰に基づいているため、歴史的にもとても興味深く、民俗学者や文化人類学者に知らない

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鬼になる

鬼になる

5年前の花祭で、集落の1年を左右する最も重要な舞を舞う「榊鬼」をつとめたTさんのお話です。

花祭の取材に来ていたNHKのディレクターさんが、練習直後Tさんにインタビューをしていました。

「鬼になれそうですか?」

もし私がこの質問をされたら普通に
「頑張ります!」とか「最善を尽くします!」とか当たり障りのないことを言う気がします。

でもTさんは
「なれるかじゃない、(鬼に)なる。」
って答え

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この土日で2地区の花祭が終わりました。

写真からコロナ禍に前に戻りつつある様子が伝わり、胸がいっぱいになっています。

小さな子からお年寄りまで…
いろんな想いを胸に一昼夜舞い続ける。

伝承されている歴史の美しさは決して言語化できるものではないと改めて感じています。

意味がないと思っても

意味がないと思っても

たった1人のアクション。

そんなんで社会や歴史を変えることなんて絶対できないと思ってた。

もちろん全力でやるけどさ、
心のどっかでは「結局意味ないんだろうな〜」って思ってる自分がいたのも事実。

それでも、価値ある文化や歴史がなくなってしまうのではないかという危機感を無視することはできなかった。

自分の大切なものを守りたい。
地域のみんなが愛する歴史を守りたい。
今日も誰かの心の支えになって

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