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ResorTech EXPO 2022 in Okinawa

はじめに

みなさん、こんにちは!GEOTRA経営企画部マネージャーの小島です。

今回は、11月17-18日(木・金)に沖縄コンベンションセンターで開催された、「ResorTech EXPO 2022 in Okinawa」に、出展してきましたので、会場の様子や沖縄でGEOTRAが貢献出来ることについてレポートさせて頂きます。

ResorTechとは?

「ResorTech EXPO 2022 in Okinawa」は、国内外のIT事業者と様々な産業の事業者とのビジネスマッチングを通した連携・共創の創出や、沖縄県のDXを推進すること等を⽬的とし、年に一度開催される沖縄県最大級の複合型見本市(展示、商談、セミナー)です。

(参加企業一覧(一部))

ResorTechは、「リゾート(Resort)」と「テクノロジー(Technology)」をかけ合わせた造語です。
リゾート地に暮らす人々と訪れる人々の生活と行動を快適で便利、安全・安心にするテクノロジー、そして、リゾート地を支える観光、宿泊、飲食、小売、交通、医療、福祉、製造、農林水産業など、あらゆる産業の生産性や付加価値を向上させるテクノロジーを指します。

今回のテーマは、「ちむぐくるDX!〜デジタル・トランスフォーメーションの河を渡る〜」。「ちむぐくる」とは、⼼の優しさや豊かさを意味する沖縄の⾔葉です。DXを推し進めるうえでIT・デジタルの活用は欠かせませんが、敷居が高く感じやすいのも事実。デジタルに馴染みのない、得意でないと感じる方に足を運んで頂きたいという考えのもと、「ちむぐくる」の精神で、沖縄県内の全産業におけるDXをお手伝いする、という想いがテーマに盛り込まれています。

今年は、過去最高の1万3千人強が来場、出展企業は157社(昨年度比4000名、50社増加)を記録しました。

(会場の様子)

GEOTRA展示内容

GEOTRAは、三井情報株式会社(以下、三井情報)様とともに、出展しました。三井情報は、複数言語を同時通訳するクラウドサービス「Wordly」、GEOTRAは生活者ひとりひとりの移動導線を分析することが可能な高粒度人流データ「GEOTRA Activity Data」をご紹介しました。

(GEOTRAブース)

ISCO様のご協力もあり、2日間で、自治体・地元企業を始めとする50社、100名以上の方と、名刺交換させて頂き、沖縄が抱える課題、自治体・企業が抱える課題について、様々ディスカッションすることが出来ました。

沖縄における人流データの活用

今回のEXPOへの出展、複数の自治体・企業との会話を通じ、特に以下2つの点で、GEOTRAが貢献出来るのではないかと考えています。

①交通渋滞対策

 沖縄は、全国で唯一、鉄道が通っておらず(ゆいレールを除く)、鉄道網等で結節する日本本土に比べ、自動車への依存度が非常に高くなっています。例えば、沖縄に住む高校生の約8割が車通学をしていたりと、車無しでは生活することが出来ない状況です。自動車依存が高まる沖縄は、那覇市を中心に慢性的な渋滞が発生しており、2015年の国土交通省による、全国道路・街路交通情勢調査によると、那覇市の平日混雑時の自動車の平均速度は時速10.8キロと、全国ワーストを記録しています。慢性的な渋滞により、経済損失の他、二酸化炭素排出量増加によるサンゴ等自然環境へも影響を及ぼしており、大変深刻な課題となっています。

GEOTRAが持つ人流データをもとに、市街地での慢性的な交通渋滞等の交通課題の現状分析、シミュレーション技術を用いた将来の交通流の予測評価が出来、沖縄県が抱える渋滞対策において、有用だと考えています。GEOTRAでは鳥取県様と共に、交通渋滞解消に向けた取り組みを進めております。
参考)鳥取県様と進める鳥取県東部地域(鳥取市、岩美郡、八頭郡)での旅客行動分析及び広域交通マネジメント手法の検討

②観光分析

沖縄には、美ら海水族館、国際通り、豊かな自然、等魅力ある観光地が沢山あります。沖縄県にとって観光業は、県のGDPの3割を占めるリーディング産業です。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、2018年度に1000万人を記録した観光客数は、東アジアを中心としたインバウンドの抑制もあり大幅に減少し、2020年度には260万人と、沖縄経済に大打撃を与えました。一方で、新型コロナウイルスにより沖縄の魅力が棄損したというわけではなく、徐々に徐々に観光客が戻りつつあります。

GEOTRAは、県内の数ある観光地の有効活用、量よりも質の面で貢献出来ると考えています。GEOTRAのサービスを通じて、沖縄県内の周遊を可視化し、どの観光地にどんな属性の方が足を運ぶのか、観光地をどう巡るのかといった、観光客の行動変容を掴むことが出来ます。観光客に、より多くのスポットに足を運んでもらい、1日でも長く滞在してもらうために、ターゲットを絞った具体施策が打ちやすくなると考えています。観光分野では、大阪府富田林市様と共に分析を進めております。
参考)寺内町などの観光資源を有する大阪府富田林市で進める観光分析

最後に

8回目の投稿となる今回は、「ResorTech EXPO 2022 in Okinawa」、沖縄でGEOTRAが貢献出来ることについてご紹介しました。
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