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Audible『保育士よちよち日記』~現役で働く人の感覚

 顧問先訪問ラッシュはひと区切りし、いまは事務所でひたすら決算書・申告書を作成するフェーズに入ってきた。
 といっても、お昼休憩はなるべく外食するなど生活にメリハリをつけるようにしている。Audibleはそんなときのお供になっている。

今回は保育士さん。前職は保育士以外のかたが、子育て後に保育士になって、派遣で様々な保育園にいくという働き方。


シリーズのなかで、ちょっと空気感が違う

きいていて、自分に自信のある人のものの言い方・ふるまい方だと感じた。

比較してみると、私が今まで聞いたのは、現役バリバリから退いて、第2の人生として働いているひとの日記であった。若いときにやりきった・やり切っていないの差はある。が、執筆のスタンスが、一歩引いたところから「受け止めている」という色が強い。

この保育士さんは、派遣というひとところにいないスタイルを好むところからも客観的に観察するようなスタイル。直接は介入しないが、「もっとこうすればいいのに」という想いが強い人のように見受けられた。

株式会社・社福・NPOという運営母体の違い

こども・おや・同僚に向き合うことの日記であるが、
労働者としてどこで働くのが有利かという視点はところどころにみえていた
・株式会社経営の方が安心・待遇がよい
・社福やNPOは家族経営・ワンマン
という評価には「へ~」。私の印象とは違う。
非営利組織は理念とか思いを重視するから、ドライに働きたい人からするとあわないということか。

普通に雇われている人の感覚

・有給休暇はつかう(有給休暇がないと思っている同僚にも使えるということを教えてあげる)
・派遣だから、残業はしない
・派遣だから、誰から指示を受けて動くかという指揮命令系統を気にする(それに逸脱する人についてのネガティブな評価)

・最近は持ち帰り残業はしなくなっている。個人情報保護の観点から持ち帰りはNG。残業も働き方改革から×(サービス残業はあるようだが)。

組織で働いたことがあるという自負のあるひとの感覚が学べてよかった。
私にはないものであるから、人と接する上での貴重なサンプルとなった。

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