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公会計の財務諸表っておもしろい~目的によって表示は変わる

東海自治体学会「今さら聞けない自治体財政 何がどうなっているか~公会計を中心に」にリアル参加

事務局として参加している東海自治体学会のイベントにリアル参加。
今回は、公会計。自治体会計が単式簿記から複式簿記になって・・・という話。

貸借対照表をゼロからつくる!!

 単式簿記で収支のみの管理だったところに、H18 (2006)年度から複式簿記で、貸借対照表もつくることになってきた。
 それまで、土地・建物や道路等の台帳やら個別の物はあるが、金額が入っていたりいなかったり、集約されていなかったり・・・。そんなところから貸借対照表を作る。取得価額・耐用年数などの苦労話も・・・。
 だから、現時点では完全に正しいものとはいいきれない。評価や精度も自治体ごとに違っている部分もどうしても出てしまう。ただ、これは積み重ねの中で制度を上げていくしかない。

財務4表と配列

まず、財務諸表の名前が聞きなれない
①貸借対照表
②行政コスト計算書
③純資産変動計算書
④資金収支計算書

そしてB/Sの配列は固定性配列法(よく見る者とは逆)
コスト計算や収支においては、経常費用が先に来る
税収は出資と考えるため、②には計上されないで、③に計上される(これはなかなか素人にはわかりにくい)

なんだけど、たぶんそれ相当の理由があってこうなっている(ようだ)。

これからの活用~スピードと予実

せっかく財務4表が作成され、公表されているが、活用はまだまだこれからとのこと。自治体職員も不足しており、作ることで精いっぱいらしい。このあたりは、会計ソフト提供会社の方が頑張ってほしいな~~~。DXってそういうことなんじゃないのかな。

実物リンク集

こういうのを読み解くのをやってみたいな。

参考文献の紹介から


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