見出し画像

兼業理事長のキリッと日記、になるために

今の私のお仕事は税理士法人の社員税理士(支店長みたいなもの)とNPO法人の理事長。他のNPO法人の理事長、特に兼業理事長の実態をお聞きすると、わたしは兼業の割に事業や経営にコミットしすぎ(手を動かす部分が多い)ということに、4年やってようやく気付いた!!!

創業者は専業理事長だったため、組織の中もそれを前提に組み立てられていたし、やはりその時の感性が強く残っている。創業者シンドロームって、そこで働く・活動する人の意識に深くこびりついているのだと今更ながらに実感する。

理事長になる前に、組織評価を受けて、一定の規定類が整備されていることは確認した。運営は規定類に基づいて行うように、規定類に規定のないものは然るべき機関で合意形成をして進めるようにしてきた。

ルールに基づいて動いてもらえば、代表者が起案・判断する機会は減ると思っていた。カタチをつくるまではグッと踏み込むが、その時期を超えたら兼業できるくらいのコミットになるはずだった。が、意外とそうならない。このフルコミットはあとどのくらい続けられるだろう・・・と思うと、組織の持続可能性の前に、生物としての自信の持続可能性について黄信号がともった。

といいつつ、普通に働いている人の意識からすれば、自分の役割委譲のことは普通はしないものだ。だから周りは勝手に動いては行かないものだよな。私自身のキャリアが異常で、先回りして動いておかないと最後にひどい目に合うのは自分とわかっていたから、何でも先回りして動いていた。今思えば、私の職責からすると妥当ではないため逃げればよかったのだが、就職氷河期世代の悲哀として、職を失うことが怖くて逃げられなかった。でも、それは私の生きた時代の特殊な環境。今の人はそうではない。自分の感覚と同じと思っていたら、すれ違う。

ということで、
・より一層、業務の定型化をし、起案はスタッフなり担当者がすること
・理事長は承認機関であり、起案するのは現場だよ
ということを強く伝えていく方向にチェンジしつつある。

*****
自分が組織基盤強化を受けるとしたら、
兼業理事長が持続可能な形で役割を果たせる組織づくり
ということで、申請したい。

人にゆだねてみて、どうやってくれるかな~って気になる。

行きつけの美容院は「いい感じにやって」というと、いくつか質問をしながらも、プロとしての技術と対話術で仕上げてくれる。そんな感じの、組織マネジメントのプロの支援を受けてみたいんだよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?