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ロスジェネの私がほしかった本『死なないノウハウ独り身の「金欠」から「散骨」まで』

ロスジェネ・就職氷河期世代については、国の施策もでて実行されているのであるが、正直私には刺さらなかった。


そんな私に刺さったのが、この1冊。現在、Audibleで聴いている途中。
これから起こるであろう「困りごと」に対し、持たない者がどう対処できるかについて事細かに紹介されている。こんな仕組み・制度がある。どういう形でアプローチすればよいということまで触れられている。困ったらすぐにどうしたらよいかのアクションが書いてある。

あ~、私がほしかったのはこういうものだったんだ。
就職氷河期世代支援プログラムというのは、
若いときに機会を持てなかったひとを「普通」に端正するものにみえて、
いや、そういうことじゃないと思ったんだな。

もう40代も終わりがけまで来てしまって、
転生ものじゃないからやり直しはきかない中で、何ができる?
もう、若いころに戻って、「普通」の経験を積み直すことはできない。

そんな中で、この「死なないノウハウ」は。
いまの状況を踏まえた上で、将来に対する不安を軽減してくれる情報が載っている。これは著者が同年代の女性、地方から都会に出てきた人、という私と共通する部分があるからこその、受け止めやすさかもしれない。

ロスジェネ世代で、昭和的な教育、今でいうパワハラ・モラハラ、自己責任論の中での求めない・あきらめることの内面化。こういうことがしみ込んでしまった私でも、受け入れられるノウハウ集。

ということで、ロスジェネで、うまく生きてこれなかった方におすすめです。

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