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展示感想:矢尾伸哉個展 Eden-Garden 庭園のレトリックart space kimura  ASK? 7月 8日(月)-7月13日(土) 

矢尾伸哉個展 Eden-Garden 庭園のレトリックに行ってきました。仕事帰りだったので、終わり間近の少しの時間しかいられなかったので、早回しになってしまいました。

 今回は動物園の動物を撮影した二つの部屋を使ったインスタレーションでした。

 奥の部屋は、時間差を持って動物園を撮影した画像を写真を重ねて映写していました。
 僕らが同じものと捉えるものの持つ時の推移を含み込んだ作品です。

 手前の部屋では、動物園の動物を写した動画を、エフェクトを変えながら映写しています。ちょうど僕らが、ものを見るときの意識の程度によって捉える姿が変わるようにも思います。

 時間、そして、その都度変化する意識、ものの認識と結びつけた表現なのでしょう。

 京橋のあたりも再開発で、その周辺の多くの画廊は、移転、もしくは閉鎖することになるでしょう。

 時と共に移り行く変わらないように思えるものの変化、今回のインスタレーションは変わりゆく京橋の文化をも表現しているように思います。



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