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表現再考:虹始見

 今日は、七十二候、清明の末候、虹始見です。
本朝と宣明暦の七十二候は、ここでは、同じです。

 宣明暦では、動きや変化を示す形式が、本朝では、風物の描写が多いようにもおもえます。

 虹といえば、白虹貫日、はっこうひをつらぬく、と言って、臣下が叛乱を起こす前兆とされたようです。それは、様々なものが萌え出る時候にも繋がるようです。
 虹を動きとしてみるか、景色にとどめるか、同じ漢字も文化で、違う。そのぶれを意識すると膨らみも現れるようです。


 虹は、雨上がりに現れるものですから、雨の時期の訪れを知らせてくれます。清明が終われば、穀雨、春の二十四節気の最後です。まもなく夏です。


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