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表現再考:陽光にはじけるフレーヴォ(Frevo)

 アントニオの唄というものがあります。これは、ボサノバの父ともいわれるアントニオ・カルロス・ジョビンに、マイケル・フランクスがささげたものです。

 歌詞の中に Like Light into the Rainbow というフレーズがあります。

 いろいろな訳され方はしていますが、僕は、光が七色に分かれるというイメージで、それぞれの色に輝くそんな風に受け取りたいと思っています。

 漢字の虫は、本来、蛇や蝮といったものの形象ですから、虹という漢字は、蛇が天空を貫き渡るというイメージだったそうです。

 英語のrainbowは、雨の弓、そのものズバリです。洋の東西を問わず、さまざまなイメージを与えられてます。

 それでも、雨のあがった晴天の下、ひとつひとつの生命が、カーニバルのように、賛歌をうたいながら踊り出す。
 Like Light into the Rainbow、それが僕のイメージです。




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