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表現再考:土潤溽暑

 大暑も次候、土潤溽暑、土うるおうて、蒸し暑しです。日本の風土を語るような言葉でもありますが、これは本朝七十二候も宣明暦でも同じです。

 時期としては、梅雨が開けて夏に向かう頃ですから、大地を濡らした梅雨の雨が、高い日差しに温められて、蒸していく。
 真っ盛りの夏に向けてのぼり上がるような日々にふさわしいですよね。



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