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展示感想:平林孝央個展「"ふゆ"のまどろみ」Gallery MUMON

 平林さんの個展に行って来ました。

 今回は、少女を浮遊させる構図が増え、さらに地界、水界の生き物を、渓谷をおもわせるほどの豊かな緑を全体にあしらっています。

 眼を閉じて、色や形から離れて、自分の秩序から、三千大世界に問いかけようとしたとき、黄泉比良坂の入り口のような場所にある何かの象徴として彼女たちが現れるようです。


背景にあしらわれた、魚は、その浮遊感、無重力感を表してます。

 具象によって表現される観念表現は、日常の中のモノガタリを浮かび上がらせてくるようです。
 まだ、会期は続きますので、歌舞伎座の看板を片方で見ながら寄られると良いかと思います。

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