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表現再考:穀雨

 今日は、二十四節気、春の最後の穀雨です。ここから、梅雨の季節が見えてきます。

 この時期は、雨と日差しが大地に与えられて、草がもっとも育つ時期です。草が繁茂しすぎると、木になるものが、日差しや水、二酸化炭素をとられてしまい伸びることができません。東京港グリーンボランティアの代表理事をされている八木雄二さんの〈生態系存在論〉によれば、草刈りはその時期にすることで、植物の多様性がいかされるということです。

 草刈機でやるように揃えて剪定するより、ある程度バラける方がいいようです。

 本来の自然の姿からすれば、草食動物が、草を食べるのがいいのですが、放っておくと丸裸にしてしまうので、その動物を肉食動物が襲い、草食動物が、移動する、そうして、調節されているとのこと。

 だから、動物の子供が生まれるのはこの時期で、それにあわせて発情期もあるようです。

 緑を繁茂させる雨がふる、穀雨の季節がきました。まもなく立夏です。

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八木雄二さんの<生態系存在論>についての書籍の情報をあげておきます。

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