ずる賢く生きるだけで人生豊かだ


目からウロコとはまさにこのことだった…。

初めてこの本を読んだのは大学3年生になってすぐだったと思います。
「林先生が驚く初耳学」で特集されていたこの本に興味を持ち即座に購入したのがきっかけでした。


『今までの自分はどれだけ損をしてきたのだろう…。』


この本を読んで、考え方が変わり、戦い方が変わりました。

もっと早くに出会いたかったです。(笑)

でも就活前にこの本を読めていたことだけが不幸中の幸いでした。


"この世は実力主義ではない"


この本を一言で要約するとこうなるでしょう。
それでは詳しく書いていきます。


はじめに

筆者は、複数の企業を創業した経験があり、そのうち1社は上場もしています。
とにかくすごい人が書いたというのが伝わればいいです。(笑)


実力がある人ではなく実力があると周囲に錯覚させる事ができる
“錯覚資産”
を持つ人がよいポジションを手に入れている。


そう書かれていたのです。
確かに自分の人生を思い返してみると思い当たる節がいくつもありました。

高校入学当初のサッカー部がまさにそうです。

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錯覚資産を思い返す

私は中学で全国大会3位の成績を残していました。

この事実だけで

「あいつは上手いやつだ。」

周囲から勝手にそう認識されていました。
実際に上手かったのは周りのチームメイト。
自分はお世辞にも上手いとは言えませんでした。

そんなこともあり入学当初は1年生のAチームに入っていました。
しかしサッカーは実力が分かりやすいスポーツです。
そんな見せかけのメッキはすぐに剥がれていきました。

このエピソードだけでも私が「錯覚資産」の存在を信じる根拠になりました。
(実際は他にもありますが割愛します。)


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相手は無意識にやっている

「外見は就活において採用決定に影響する」

よく就活アドバイザーに言われました。
でもこの言葉は本当に本質を突いています。

それはなぜか?

面接官が無意識に外見で判断しているからです。

無意識に判断しているのです。

大事なことなので2回言いました。(笑)

これが錯覚資産のすごいところです。

ある1つの評価に対して他の評価も影響をうけるのです。

だからどんなに優秀な学生でも、身だしなみがアウトなら
他の能力値も全体的に悪く見られてしまうということです。

これはその逆も言えます。

なにか1つまたは複数、突出したものがあれば良く見られるのです。
そうすれば勝手に面接官が他のバロメーターも上げてくれます。

私はとにかく

他の学生が絶対経験していないこと“

を面接で話していました。

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面接の内容

・高校では全国大会で準優勝しました。
・大学では朝の4時半に起きて、6時から朝練に行っていました。
・メーカーで営業のインターンをし、1カ月で売上昨対比200%を達成しました。
・将棋のアマチュア初段を持っています。

これらすべて実際に面接で話したことで、事実に基づいて話しています。

事実だけど事実ではないのです。

例えば高校で全国大会準優勝した話です。
さも私が試合に出ていたかのように聞こえます。
でも実際はスタンドで応援していました。(笑)
(これは深掘りされたら答えていました。)

どの面接官も口を揃えて
「すごいね(笑)」
と言ってくれるのです。

自己紹介で深掘りのネタを作り、笑いまで誘える。
これほどありがたいことはありませんでした。

でもここが重要で私は嘘をついていないのです。
私はここで面接官を錯覚させていました。(笑)

最初が決まるとあとは勝手に向こうが錯覚してくれ面接をなんなくパスします。

しかしこの本を読むまでの私なら対応は違ったはずです。

そもそも自分にとって高校時代は悔しい経験であり、できれば高校の話はしたくないと思っていたくらいです。

「日本1になる」そう宣言して高校に入学したのに、蓋をあければスタンドで応援。
自分の中のコンプレックスの塊でしかありませんでした。

さらに言えば、

「自慢話するなんて嫌な奴だ」

こう思われるのが癪でなるべく聞かれるまでは話さないでおこうというスタンスでした。
普段の会話の中でも自慢していると思われたくなくて初対面の相手には気を使っていました。


それがこの本のおかげで一転します。


自分の経験が錯覚資産になる。
そう思うと自信がつきコンプレックスではなくなっていました。


錯覚資産のすごいところ

本では

「自分が思考の錯覚に陥っていることをを自覚できない」という思考の錯覚がある。

と言っています。
ブリーチの藍染風に言うなら

「いつから鏡花水月をつかっていないと錯覚していた?」

まあこういうことです(笑)
すいません、ふざけました(笑)

つまり面接官は錯覚していることに気づかないで、

「こいつはできるやつだ」

そうレッテルを張り、無意識に他のバロメーターも上げてくれていたのです。


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最後に

運を実力だと思う思考の錯覚もあります。

何かに成功した時に

自分の実力ではなく、たまたま成功したのだ

そう思うことで傲慢にならず、常に向上心を持って取り組めます。

なにはともあれ、何か成し遂げないことには錯覚資産を作ることはできません。

だからこそ、成功するまで挑戦し続けることが大切だと考えています。

成功したらその功績を片手に、錯覚資産を作り、新たな環境に飛び込む。

このサイクルが非常に重要です。

だからこそ誰もが判断しやすい、FPやTOEICなどの資格から取得していこうと思います。(笑)

資格って誰の目から見ても分かりやすい資産ですよね。

長くなりましたが読んでくれた方ありがとうございました。

S君.


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