11/15(水)のマーケットレポート

おはようございます。
昨晩の米国株式は、小幅ながら主要3指数+小型株のラッセル2000とも上昇でした。
昨晩発表の小売売上高が予想より強かったことで、ソフトランディングさせられる見方が広がったのが要因のようです。

【米国市況】株は続伸、米国債の熱狂は薄れる-ドル151円台前半

米小売売上高の減少や物価の落ち着き、ソフトランディングの方向示す

長期金利

長期金利は2%を超える上昇(債券価格下落)でした。
昨晩のもう一つの重要経済指標の10月の米生産者物価指数(PPI)が予想よりも弱かったことと、小売売上高が予想より強かったことという強弱混在だった経済指標で長期金利がどちらに振れるかすごく注目していたのですが
小売売上高の方に反応したのかなと思っています。
前日のCPIでしっかりと織り込んでいましたし。

まだ50日移動平均線の下で推移していますが、これから再度上昇トレンドにならないかは注視したいと思います。

米国債、利回り上昇への賭けが復活-前日の相場急伸で参入に妙味

為替

ドル円は、米長期金利の上昇に伴って円安になりました。
日米金利差通りの結果ですね。

円は対ドルで151円台前半に下落、米金利上昇・株高で円売り圧力

原油

原油価格は2%を超える下落で再び200日移動平均線を下に切りました。
Bloombergによると「米エネルギー情報局(EIA)が発表した統計で原油在庫の拡大が示されたほか、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が高金利長期化の可能性を示唆したことが材料視された。」

とのことです。

経済指標

前述した昨晩の重要経済指標である米生産者物価指数(PPI)と米小売売上高ですが、強弱まちまちの結果でした。

市場ではソフトランディングの期待が高まったようですが
今までソフトランディングに成功したことがほぼないことから、個人的には懐疑的です。

家計の貯蓄率が減少していることや、クレジットカードの残高が増えていることを考えると、近い将来息切れ感が出るのではと考えていますが、とにかくデータをしっかり注視していきたいと思います。

米PPI、10月は予想外に低下-2020年4月以来の大幅な下げ

10月の米小売売上高、市場予想ほど減少せず-前月分は上方修正

センチメント

昨晩の株価上昇もあって、センチメントは改善しています。

私は年末にかけて株価上昇すると思っておりますが、妄信せずにしっかりとデータを注視していきたいと思います。

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