10/20 レポート

おはようございます。
金曜日のマーケットは、ほぼ全面安でした。
とうとう前回安値及び200日移動平均線に到達しました。

【米国市況】中東情勢懸念し世界株安、安全資産に買い-149円台後半

一方で、長期金利は5%近くにまで上昇する場面もありましたが、下落しました。
中東情勢の悪化を背景に安全資産である債券に資金が流れたと思われます。

逆イールドの幅が狭まってきていますが、この流れがどうなるかは依然として注視します。

FRB、インフレ圧力やオフィス市場巡る懸念警告-金融安定報告

FRBの利上げ、「据え置き地点」に到達かそれに近い-メスター氏

為替は金曜日もほぼ横ばいです。
来週の日銀政策決定会合を控えて様子見なのかなとも個人的には思っています。

円は対ドル145円に上昇も、10月日銀政策調整を予想-RBCブルーベイ

機動的に対応しつつ粘り強く緩和継続、不確実性極めて高い-日銀総裁

原油は若干下落しました。
イスラエルのガザ侵攻を遅らせようとする米国の取り組みが伝わると、下げに転じたようです。

ガザ侵攻遅らせるよう米がイスラエルに圧力、人質解放優先-関係者

FACTSETによると
2023年第3四半期決算で、S&P500種構成企業の17%が業績を報告しています。
うち、73%がEPSサプライズのプラスを、66%が売上高サプライズを報告しています。

通期EPSの前回比は
2023年 -0.39%
2024年 -0.01%

バリュエーションは、S&P500の12ヶ月先PERは17.7です。
このPER は5年平均の18.7を下回りますが、10年平均の17.5を上回っています。

これらを総合した予測ですが
S&Pの
2023年末の株価見通しは4,418.97(前回比 +0.03%)
2024年末の株価見通しは4,719.86(前回比 +0.06%)
です。
現在の株価と比較すると
2023年末の株価見通しで+4.41%
2024年末の株価見通しは+10.56%

です。

来週も重要指標の発表が控えていますが、何といっても金曜日のPCEデフレータに注目しています。
同じ時間の個人所得、支出も気になります。
9月小売売上高が非常に強かっただけに、個人の状況は今後のインフレ見通しに影響を与えます。
学生ローンも再開されたこともあり、結構厳しくなってきつつあるんじゃないかなと思うのですが。。。

いよいよ来週はGAFAM決算の一角の決算発表です。
今年の相場の上昇を支えたビッグテックの決算だけに相場の行方を左右するのではと思います。
直近のドル高でだいぶ苦戦するのではと言われていますが、きちんとクリアできるか、また来期以降のガイダンスも注目です。

センチメントは、昨晩の株価下落もあり、悪化しています。
恐怖指数とも言われるVIX指数も上昇しています。

ただ、こういう時こそ買い場だと思います。
注視しつつも歯を食いしばって少しずつ買いを入れていこうと思います。

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