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オリンピック8回目出場❓の女子体操選手


先日、NHK「世界ふれあい街歩き」でウズベキスタンのサマルカンドが紹介されていました。
西欧諸国はいろいろ旅したことがありますが、私の若かりし頃は東欧や旧ソ連の共和国は簡単に行ける所ではありませんでした。
以前から興味がある私には今でもサマルカンドは行ってみたい土地です。

ウズベキスタン共和国といえば、1992年のバルセロナオリンピックで統一チーム(旧ソビエト連邦のチーム)の体操選手として出場したオクサナ・チューソヴィッチナを思い浮かべます。今も現役です。
東京オリンピックに出ればなんと8回目のオリンピック出場となるオクサナ・チューソヴィッチナ。2月時点では出場資格が出たということなので期待したいですね。
https://olympics.com/tokyo-2020/en/news/the-unstoppable-oksana-chusovitina 

そうすると46才となります。体操選手でこれだけ長い間、リスペクト以外に言葉がありません。

バルセロナ五輪で統一チームとして戦った背景にはソビエト連邦の崩壊がありました。
ソ連の当時下にあったそれぞれの共和国が自治権を取り戻すいう時代でした。

ウズベキスタンはソビエト連邦の共和国のひとつで、ウズベキスタン出身のチューソヴィッチナは元々はソ連代表として国際的に活躍します。

そしてバルセロナ五輪の後はウズベキスタン代表で活躍を続けました。
その後現役を続けながら結婚、そして出産。

息子が白血病に罹った時は最新の治療が受けられるようにドイツに移り、長年ドイツの選手としても活躍しました。

何度か引退を示唆するも、リオデジャネイロ五輪では再びウズベキスタン代表になります。

跳馬が得意で種目別だけのエントリーを長年続けていましたが、2019年には個人総合にも臨んでいたようです。(Wikipediaより)

30年もの間、エリートアスリートとして一線で活躍、凄いです。

ちなみにバルセロナ五輪では、体操女子個人総合でもドラマがありました。
優勝候補だった(旧ソ連)統一チームのタティアナ・グツが団体戦の平均台の演技でまさかの転倒。個人戦の資格は無理と思われました。

しかし予選を突破したチームメンバーが突然膝損失と申請され棄権、代わりにグツ選手が個人総合に出て優勝したという出来事でした。

グツの方が優勝の可能性があったため、明らかな工作にみえました。
グツは期待通り優勝。帰国後、英雄扱いで恩恵を受けましたが、個人総合を獲得したのに試合に出れなかったチームメイトはどんな思いだったでしょうか。



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