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八丈島旅行から私が感じたこの島の未来(注: 個人的妄想です)

こんにちは!今日のnoteはこんなテーマで書いてみたいと思います。

ゴールデン。ウィークもいよいよ終盤ですね!みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?

旅行好きの我が家は大型連休といえば専ら旅行!😆とはいえ今年は真ん中に3日の平日が挟まる形。子供の小学校、自分や妻の仕事状況なども鑑み、平日は大人しく通常通りの生活を過ごすことに。となると残りは5月3日(金)からの4連休。「4日間でどこへ行くか?また沖縄か?それとも近場の海外台湾か?」と悩みつつも、やっぱり気になったのは"お値段"です。とにかくどこへ行くにも高い高い。。。円安、インバウンド、大型連休需要のトリプルパンチで計画の段階からかなりの悩みだったんですよね。

と、そこに浮かび上がったのが「八丈島」

八丈島観光協会HPより画像引用

みなさんは八丈島、行かれたことがあるでしょうか?恐らく「ない」って人の方が多いのかな?と思います。(そもそもどこにあるの?って方もいるかもですね。😅)

八丈島は、東京の南約300kmのところにある小さな島です。

一番下のちっちゃいやつ

沖縄のような南国植物が多く、自然も豊か。海も近いが山もある(八丈富士は854m)。東京からは飛行機で羽田から約50分。あっという間に行けてしまう、そんなリゾートなんですね。ちなみにフライトチケットはゴールデンウィーク中にも関わらず、一人往復3万円くらいでした。(沖縄と比べたら半額くらいかな?)知人が現地に駐在しているという奇跡のような偶然もあり、このゴールデンウィークは八丈島に行くことにしたんですよね。

感想を一言で言うと、これは超おすすめ・・・・・の旅行先です!

自然豊かだし、ご飯もおいしい!しかもゴールデンウィークなのに全然混んでない!まさに三拍子揃ったお出かけスポットでした!(率直にまた訪れたい!)

そんな大満喫の八丈島旅行でしたが、旅行を通していろいろと感じたことがありましたので、今日はそれをnoteに書いてみたいと思います。


インバウンド需要のない島、八丈島。


八丈島行きの飛行機に乗っていてまず最初に感じたのは、外国人がほぼいないということでした。ゴールデンウィークだから相対的に日本人が多いのかな?とか最初は思っていたのですが、現地の知人に聞いてみても普段からもこんな感じとのこと。

観光資源のない島であればそれもわかる。ですが八丈島は、私のような素人から見ても明らかに観光資源にあふれた場所なんです。

なのになぜか人が少なく、外国人がいない。なぜこうなるんだろう?ってちょっと考えてみました。

  • そもそもフライト自体少ないから?

  • ラグジュアリーホテルがないから?

さまざまな理由があるのだろうと思いますが、究極的には「ここしかない!」といった特別なものがない、ということに帰結しているように思ったんです。

大自然、大海原、小高い山、おいしい食事。いずれも非常に優秀なレベル。だけど、「ここでしか!」といったものがパッと思いつかないのが八丈島。マリンレジャーなら沖縄。山登りなら富士山や日本アルプスといったようなアイコンがイマイチ弱いんですよね。だから人気化して来ないんだろうと思います。

とはいえ、総合力では全然負けていないなと感じた八丈島。魅力が非常に多いのに、もうあと一歩日本人や外国人の旅行先にならない背景に、やっぱり唯一無二の体験が必要なのかも?と感じました。

八丈富士ふれあい牧場
海と山と牧場が楽しめる唯一無二の場所

東京都による実験の舞台、八丈島。


そんな八丈島ですが、観光の現状とは対照的に、島を巡ると道路は非常に整備されていることに気づきます。幹線道路はどこも綺麗に舗装が保たれ、街灯、標識なども比較的新しいものが多い。知人に聞いてみると、やはり東京都の資金によって整備されているとのこと。

我が家が滞在した八丈ビューホテルには、電気自動車のカーシェアリングスタンドも完備され、一部では非常に観光インフラが整いつつあるんですね。

eemoカーシェアリングの日産サクラ
Android/Apple CarPlay audio搭載なので、付属の線を繋げばナビも音楽も簡単に楽しめる

確かにリモートで仕事ができるのであれば、八丈島は絶好のワーケーションplaceになり得るなと感じます。仕事の前後にランニングやサイクリング、週末には釣りやダイビングから山登りやトレッキングまで、かなり充実した生活が楽しめそうな気がします。

東京都の関連サイトを見ると、Dxの活用も実際に始まっているよう。

島全体でデジタル活用の機運が高まれば、相対的にデジタル技術を活用した雇用の創出にもつながり、ひいてはそれが、島の維持・発展にも一役買いそうな気がします。

そうすると、そこから面白い実証実験の世界が生まれ、ひいては新たな観光産業を生み出す島へと変貌していく、そんなこともやろうと思えばできてしまうのかもしれません。(自動運転とかね↓)

島流しの定番地「八丈島」から考える、今後の自分。


この三連休は天気が良かったこともあり絶好の朝ジョグ日和!ということで、滞在2日目の朝は近くをジョギング。海沿いのルートから空港へ向かう道路方面に向かっているとこんなモニュメントが。

Who are you?

ググってみたところ戦国時代の武将でした。この宇喜田秀家は、関ヶ原の戦いで西軍(豊臣方)の主要人物だったようですが、皆さんもご存知の通り戦いに敗れ、八丈島へ流され、そこで余生の50年近く過ごしたようです。(享年84歳とのこと。)

ここからわかることは、いかに八丈島の生活がストレスフリーで健康的なものであったか、ということ。

江戸初期ですので、現代のように頻繁に本土から物資が運ばれてくることもなかったでしょうから、自給自足で生活することも多かったのではないかと想像します。海で魚を摂り、山で山菜やキノコを採取する。あとはそれらを住民で分け合い、なんとか飢えを耐え凌ぐ。そんな支え合いの中で半世紀という長い時間を過ごしていたのでしょう。

本州から見れば決して恵まれた環境ではない八丈島。ですが、豊かな自然の恵みと、適度な島の広さ、人口、本土との距離感が、絶妙な住み心地の良さを作っていたのだと思います。

実際、知人に聞くと、この島に移り住んで以来、東京に戻りたがらない人はちらほらいるよう。長時間労働、子育てとのバランス、疲れる人間関係やプレッシャー。給与所得は大きくても、なんのために働いているのかが見えなくなる都会での生活とは対照的に、何もなくても生きることの喜び、助け合い、支え合えることの喜びを感じ、この地に留まることを決めるのも、なんとなくわかる気がします。

日々の生活に疲れたのなら、いっそのこと島流しにでもなって自分を捉え直してみるのも、よいかもしれませんね。

唯一無二の可能性を秘めた島、八丈島。


そんなわけで、私が感じた結論はこんな感じです。

八丈島っていろんな切り口で見てみると、非常に稀有な存在なんですよね。東京都の管理下にある島。多過ぎず、少な過ぎず、適度な人口。東京との適度な距離感。(ジェット機も利用可)自然豊か、等々。

沖縄の離島のような発展は期待できない(いや、同じような発展はむしろ望んでいない(?))かもしれないが、なにか面白いことが起きそうな島になりうる可能性を秘めた場所。そんな風に率直に感じました。

ただ、個人的な欲を言わせてもらえば、1軒くらいは、ザ・リゾートホテル!といった施設を作ってほしい。

そうそう、こういう感じね!
(画像はChat-GPTより)

八丈島の人たちは、自分たちの昔ながらの生活をある意味守るために、どんなお料理やサービスも良心的な価格で観光客にも提供してくれているのかもしれないですが、いくらなんでもちょっと本来価値からすると安すぎるのかな?と。

適正価格に上げることで、よりサステイナブルな現代に即した景勝地「八丈島」が実現されるんじゃないかな?と思います。

いやぁ〜とても学びの多い今回の旅行でした!皆さんも機会があれば次の旅行先に八丈島を検討されてもいいかもしれませんよ!^^

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!最後に八丈島の景色をお楽しみ下さい✨

南原スポーツ公園サッカー場から見た八丈富士と朝日
南原千畳敷から中之郷方面を臨む
八丈ビューホテル部屋からの景色
雰囲気が素敵な古民家喫茶中之郷
瑚庵の金目鯛しゃぶしゃぶ
名店パモンのロングソーセージパンを大賀郷園地でいただく

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