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ワクワクする社内オンラインイベントの育て方

今日のnoteは、「ワクワクする社内オンラインイベント」シリーズ第三弾、"育て方"について書いていきたいと思います!
(シリーズ第一弾、第二弾もよろしければご覧ください✨)

今週、"広げ方"の時に紹介した、全社規模でのオンラインイベントの第2回を実施しました。今回も第1回同様に100名以上の社員に来ていただける盛況な会になりました。

一方で、この活動を支えていた企画・運営メンバーにとっては、最後となるイベント開催でもあったんです。私たちの社内D&I活動は、任期2年とされていて、12月をもって一旦その任を解かれることとなるからです。

いや、正直寂しいです。ここまで精力的に取り組み、自分自身も楽しめ、成長を感じ取れたものが他にあっただろうか?と考えても、パッと思いつかないほどです。

今回のテーマは"育て方"です。正直まだ模索中だし、道半ばってところではあるのですが、一旦の活動の終演もあり、このタイミングで、私の想いを書いてみたいと思います。

イベントを育てるための3要素

オンラインイベントは生き物ではありませんが、"育て方"という観点から考えると、植物を育てるということとそう大きく変わらないと私は思います。

すなわち、植物が育つための要素と同じだと思うのです。
・肥沃な良い土壌
・水の循環
・適度な日照

「肥沃な良い土壌」とは、イベントのテーマに対して、興味や関心を持っている人(そのイベント自体をポジティブに捉える人)が多いことを指しています。

では、興味・関心を持っている人を増やすためにはどうすれば良いでしょうか?企画そのものの内容やゲストスピーカーの知名度ももちろん大事だと思うのですが、私は、それよりもむしろ、そのイベントを企画するメンバーの人的ネットワークと熱狂度(熱量)の方が大事なんじゃないかな?と思います。

「あの人が企画するイベントだから、きっと面白いに違いない!」ってところまで行ければ最高ではありますが、特に立ち上げ時なんて、なかなかそうはなりません。どちらかというと、「○○さん、今度イベントやるみたいよ。可哀想だから参加してあげようよ。」みたいな気持ちで参加してくれる人も多いものです。

でも、それくらいの期待値で参加してもらえる方が、却っていい意味で期待を裏切ることができると思うのです。

「いや〜思ってたより、楽しかったよ!」と言ってもらえることすらある。だから、最初はとにかく自分たち自身がワクワクし熱狂することが大切だと思います。

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「水の循環」とは、イベントの参加してくれた人の流れです。イベントを視聴したことで、参加した人たちのマインドがどんどん変わっていき新たな流れが出てくるイメージ

「このイベント面白かったから、次回は周囲の同僚も誘ってみよう!」とか、「チームメンバーでアーカイブを観る時間を作ろう!」とか、そんな動きが出てくる状況です。

中には、「自分もこの企画を運営してみたい!」と思う人が出たり、「自分のチームでもこれと同じ取り組みをやってみよう!」と思う人が出て来たりする。そうすることで、当初の立ち上げ運営メンバーの管理の範疇をこえ、大きくコミュニティーの輪が広がっていくように思います。

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「適度な日照」とは、経営層や人事・広報といったキーとなる部門からの適度なサポートや応援です。

やはり全社的に広げていくには、キー部門の巻き込みは必須だと思います。ですので、意図的にこれら部門の担当者にも興味を持ってもらったり、面白いな、うちの会社らしいな、と思ってもらえる内容にする必要があります。

方法としては、ゲストスピーカーとして巻き込む。人事戦略、広報戦略を普段から察知し、それに沿った提案や企画を持っていく。こんなことができるかもしれません。良い関係性が築けていると、副産物として、企画メンバー自体がこれらの部署のメンバーから一目置かれることとなります。そうすると、、、まぁこの続きは皆さんでお考えください!^^

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育てるのではなく、育つ

これが私の結論です。私たちも社内のイベントをどうやったら盛り上げていけるだろうか?どうすれば集客できるか?に最初は頭を悩ませていました。

ですが、ある時気づいたんです。実は私たちはイベントを大きくしよう、広げようとしているだけでなく、自分たち自身がこのイベントを企画する、というプロセスそのものを楽しんでいるということに。

私たちはこの活動を通じて明らかに成長しました。対話を積み重ね、社内の様々な部署の人と調整したり交渉したりと。

つまりイベントを育てようとしていて、実は一番自分たちが誰よりも成長していたんです。

だから思うんです。こんな活動を育てていくには、まずは私たちのような当事者を多くしていくことだと。当事者が多くなれば当事者同士の学び合いの場やそこでの新たな融合や新結合(イノベーション)が起こる確率が高くなります。結果として、気づいたらイベントが育ち、自分たちの手を離れても自然と続いていくsustainableな活動へと変化していくように思うのです。

イベントを育てるのではなく、結果として「育った」と思えるように、日々行動を続ける。そんなことを意識的にこれからもしていきたいと思います。

いつも心の中に熱狂と情熱を持ちながら。

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