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仕事を面白くする思考法 - 実践編 ~お見積の巻~

こんにちは!みなさんいかがお過ごしでしょうか?

いやぁ〜それにしても連日暑い日が続いていますね!8月に入り世間はすっかり夏休みモード。私も先週1週間は、いつもの東京を離れて、実家のある関西を訪れ、テレワークで過ごしてみました。

東京の自宅では、スタンディングデスクにPCモニター、オフィスチェアといった環境で仕事しているのに対し、この1週間はノートパソコン1台で仕事する毎日。いやぁ〜さすがに疲れました・・・。でも、こうやってあえていつもいない場所に、長期的に身を置いて仕事するのって、それはそれでいいもんだなぁ〜なんて感じた1週間でした。

なんせ、様々な環境で仕事が試せる。実家のリビングテーブル、子供の頃使っていた学習机、近所のコワーキングスペース、カフェ。東京と違ってどこも静かだし、広いし、ぶっちゃけ何もない。だから却って集中できたのかもしれません。

また、この1週間のうちに、しばらく会えなかった人、今まで会ったことのなかった人にも会えました!やっぱり普段会えない人に会って話すのっていい刺激になりますよね。特に住む場所が異なれば、普段見ている景色の違いを感じる場面が多々出てくる。新鮮な気づきをたくさん得られた1週間でした。

さてさて、今週もnoteを書こうとパソコンを開いた時、目に飛び込んで来たのがこの文字です。

クソ仕事を面白く

先日、あるサロンメンバーさんと飲んでいた時に私の口から出てきたワード。なぜか、iPhoneのメモ帳に書き残していたんですよね。^^;
我ながら、なかなかのものだなと思いました。w

でも、誰にでもあると思うんです。「なんなんだ、この仕事。。」って思ってしまう、どうしても気分の上がらない仕事って。

最近、そんな仕事を抱えています。それはズバリ、業務委託に関する見積りお金の交渉。いや〜本当に最初は憂鬱だったんです。なんせ、ほとんどやったことのない経験ですし、結構大きな金額が動くプロジェクト。プレッシャーも大きいわけです。

でもこれって、ちょっと捉え方を変えてみると、案外面白い仕事に変わったりもするんじゃないのかな?そんな風に感じることがありました。今日はそんな仕事での体験からの学びを書いてみたいと思います。

見積りってなぜあんなに分かりにくい?

最近戦っている課題がこちらです。

今、私のチームで管理している業務の一部をアウトソースするプロジェクトが進んでいます。先日見積りを複数社からもらったのですが、うーん、なかなかしんどいな、モチベーションが上がらんなぁって感じたんですよね。

普段から見積りを見慣れた仕事をしているのであれば、大したことないのかもしれませんが、私にとっては、これほど複雑な見積りを見る機会ってそうそうないんですよね。

極端に言えば、今回みたいな業務委託のようなケースを除いたら、結婚式や、家や車を買うときとかそんな程度です。

いやぁ〜実に多様な訳のわからん項目があって、1つ1つのちまちました項目を足し上げると、目をむく金額総額がそこには書かれているんです。

マジか!こんなするんか!!

って思うわけです。ここで、一旦その見積を心にしまっておきます見なかったことにします

いや、そりゃなんでも高すぎるやろ。

ただ、いつまでもそうして現実から目を逸らしているうだうだと仕事放棄する訳にはいきません。

渋々ながらも1つずつ項目を見ていったんです。

見積りは相手の思考を再現するパズル

一言で言うとこういうことなんです。
見積りって結構手を動かしてで、分解していくといろんなことが見えてくるんです。

そうか、この項目は、○○にかかる人件費を時間単価○円で計算しているからこの金額になるんだ。この項目って、項目名から考えると、○○にかかる作業時間を想定しているのかな?そんな風にどんどん解像度が上がっていくんですよね。

すると、こちら委託側が想定していた全体像との差分が"どこに"生じているのかが見えてくるんです。

「そうか、確かに言われてみたら、そういった作業時間も必要だよね!」といったこちら側が見えていなかった視点に気づいたり。反対に、「これは、我々がお願いしようと思っている仕事の範囲と、どこか認識違いがあるみたいだな。」と言った具合に。すると、次のアクションとして、自分が何を確認すべきか?がどんどん可視化されていくんですね。まるでパズルのピースが少しずつ埋まっていくように。

見積り交渉は相手に興味を示す心で

パズルがある程度終わったら次は交渉です。

ここで気をつけなければいけないこと、それは「高い」「高すぎる」と言う"感情"をストレートに伝えないことです。

確かに高い!高いんですよ!!心の底から、「高すぎるわ!!」って叫びたくなる。でも、こう考えるんです。

そこには、なんらかの・・・・・理由がある

理由がなく見積りに含められているものなんてないんです。そこには何らかの意図があるんです。誰かが何かの作業をしていたり、誰かと話し合っていたりと。何らかの業務の発生を見据えて、それが"単価"という形で反映されている。

その先にあるのは、そのサービスを提供する人たちの日々の暮らしだったり、幸せだったり。

だから考えるんです。その人たちに対し、私が本質的に期待していることってなんだろう?って。

見積り金額を見て感じるズレは、双方の認識違いからくるものだったりしないだろうか?ひいてはそれが過剰なサービスに繋がったり、あるいは業務品質の低下を招くことにもつながらないだろうか?と。

徹底的に想像するんです。そして、興味を持って聞くんです。

これってどんな仕事なんですか?

笑顔と共に。明るい声で。

見方を変えると見積り交渉も楽しくなる

これが今回の結論です。

見積りって、初めて提示する相手クライアントなら、営業する側も恐る恐るだし、提示を受ける側委託する側も予算内に収まるか、ヒヤヒヤなんですよね。だからどうしても構えてしまうし、投げやりになりがち。

でも、そこで視点を変えてみるんです。

相手は何に興味を持ってるんだろう?どうすれば、我々だけでなく相手にとってもWinを導き出せるだろう?と。すると、思いの外うまくいく!少なくとも、そのこういったモチベーションの上がらない仕事のプロセスでも楽しめるんですよね!

双方のハッピーを考える。
これって、本当にどんな仕事でも大切なことだなぁと改めて感じたこの週末でした!

とはいえ、見積り交渉はまだまだこれからですので、頑張りたいと思います!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!


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