円安が進む中、僕らは旅とどう向き合うのか?
今日のnoteは、久しぶりに旅行について書いてみたいと思います!
というのも、実は今週このnoteを書いているのも旅行中!今、箱根にきているんですよね^^)v
私にとって旅行は、なくてはならないものの1つです。めっきり最近は海外には行けなくなってしまいましたが、その分、国内旅行には散々出かけています。
世の中的には全国旅行支援も始まり、盛り上がりを見せつつある旅行。みんな思っているのは、「お金と時間さえあれば!」ってことですよね?
そうなんです、旅行にはお金と時間がかかる。一般的によく言われるのが、
- 大学生は、時間はあるが、お金がない。
- 社会人は、お金はあるが、時間がない。
ということ。
ですが、最近は変わらぬ世帯年収に加え、急激に進む円安の影響もあり、とにかく旅行が高い!なので、今は
- 大学生も、社会人も、お金もないし、時間もない。
になってきているんだろなって思います。
でもね、やっぱり旅行って自分を整える、成長させる上で大事なものの1つだって感じます。
今日のnoteは、そんな旅行が行きづらくなってきている現状を踏まえ、それでも私たちがどう旅と向き合い、行動していけるのか?を私なりに書いてみたいと思います。
旅がお好きな方、これからもっと旅を続けたい方に何かのヒントになれれば幸いです!
なぜ人は旅に出るのか?
まずは、そもそもを考えるところから始めたいと思います。
人それぞれ、旅に出る理由は異なります。
リラックスするため
美味しいものを食べるため
SNS映えする写真を撮るため
自分を探すため
新しい人・体験に出会うため
他にも、ビジネス上の目的など、もっとあると思います。
いずれにしても、「旅に出る」そこには何らかの"想い"があるわけです。
で、この想いをどうしたいのか?って考えてみると、つまるところ、"自分をリセットしたい"、"アップデートしたい"っていうことなんだと思うんですよね。
実際、私が旅に出るのもそういった理由からです。
ストレスフルな仕事から、一旦解放されたい!
明日からまた頑張れる自分を取り戻したい!
こんな風に感じるから、私はコンスタントに旅行に出かけているのです。
つまりどういうことなのか?
それは、たとえお金や時間があまり多くなかったとしても、旅行に行くことを躊躇してはいけない、ということです。
本来、ホテルは高いもの
私がこれを感じたのは、仕事でシカゴに行った時です。もう10年ほど前になり、今とは状況が異なるのかもしれませんが、とにかくホテルが高かったんです。普通のビジネスホテル(食事なし)で、一泊3万円とか4万円とかしたんですね。
ASCOという医学系の国際学会の会期中だったので、価格が普段より上昇していたこともあると思いますが、まぁそれでも、日本のビジネスホテルに泊まるような価格では泊まれないんです。それもそのはず、ホテルの部屋や設備は、日本のものに比べて、やっぱりしっかりしているんです。
結局、それなりの施設を作ったとなると、その投資資金を回収し、維持していくためにそれなりのお金がかかるんですよね。だから価格が高くなる、言ってしまえば、これが自然の摂理なわけです。
◇◇◇
一方で、この状況を踏まえると、日本のホテル価格ってなんか異常に安くないか?って私、思うんです。
これは居酒屋とかにも言えることですが、とにかく顧客が手を出しやすいラインを狙って、とにかく安い材料を使って、とにかく一部屋のスペースを狭くして、みたいな感じ。
これ、もちろんニーズはあると思うんですが、本来ホテルってそうあるべきなのかな?って感じちゃうんです。
やっぱりホテルって、プライベートでもビジネスでも、何か"目的"のために使われる場所なんだから、もっとこだわっていいんじゃないの?それが最終的なアウトカムに影響を与えないですか?って思っちゃうんです。
だから、私は、もうこの安いもの思考にそろそろ終止符を打ったほうがいいんじゃないだろうか?って感じます。
ホテルは基本高いもの。でも、それだけの特別な価値を提供してくれるもの。って考え方をアップデートする時期に来たんじゃないかな?って思うんですね。
高いものにお金をかける意義
じゃあ、一体、高いものにお金をかけるとどうなるのか?みなさんそこが気になるところかな?と思います。
今までより一泊に対して2倍のお金をかけたのなら、少なくとも2倍の満足感は得たい!そう思うのが人間です。
でもですね、そう思って高いホテルを利用すると大抵痛い目に遭います。
私の感覚値ですが、2倍の満足感を得るには、少なくとも3倍は資金を投じた方がいいという感じです。
そうなんです、ハイグレードって実はそんなに安く手に入れられるものじゃないんです。
これは、他のサービスや製品を見ていても同様です。
たとえば人材。
一般社員を雇うためのコストと、マネージャークラス(課長・部長クラス)を雇うためのコストは全く違います。
これは外資系では当たり前のことなのですが、一般職と管理職で結構な給与差が生まれるんですね。でもその分、仕事の処理量やスピードが違うのか?と言われると、実際そうでもない。((注)職種にもよると思います。)
じゃあ一体、この差がどうして生まれているのか?というと、それはマネージャークラスが持つ特別なスキル(たとえばネゴシエーション力、ファシリテーション力、ロジカルシンキングなど)が、いざという時に大きな影響力や推進力を組織に与えるからなんです。
日本人に馴染みのあるApple製品でもそんな感じです。
スペック以上に価格差がある。これは何もAppleが儲けたいからではなく、デザインはもちろんのこと、部品やサービス(クラウド、セキュリティなど)にこだわって投資しているからなんだと思います。
私たち日本人が好んで買っているのは、やはりそこには、価格差以上にそれから得られる体験があるからなんだと思うのです。
要するに、いわゆる「価値があるもの」っていうのは、価格から考えて期待値を決めてはいけないということなんです。
◇◇◇
じゃあなぜ、そんなにも高いサービスやモノにお金をかけた方が良いのでしょうか?
それは、本物を知ることができるから。
そして、ひいてはそれが、今本当の世界を知ることにつながるからです。
安くてもそれなりのものが手に入る昨今、安いものばかりに囲まれて過ごしていると、それが普通、これで満足という感覚にいとも簡単に陥ってしまいます。
服はユニクロでOK
ランチはマクドナルドでOK
こんなことになっていきます。
(ちなみに、上記は私です。笑)
ですが、本物に定期的に触れる癖をつけていると、今の世界の見え方が随分と変わってくるんですよね。
世界はどう変わってきているのか?どこの国が元気なのか?富裕層は何にお金を落とすのか?など。そんなことにもアンテナが立つようになる。すると、普段では気づけなかった社会状況の変化や潮流がうっすらと見えてきたりもするんです。
当たり前ですが、物体は高いところから低いところへ流れる。でもこれって物体だけでなく、トレンドやサービス、人の考え方だって同じ。必ず風上が存在していて、えてしてそれは価値の高いもの、つまり高級なものから吹いてくるんですよね。
旅行は浪費だが、投資でもある
これが本日の結論です。
白状しますと、正直私は年収に対してとんでもない金額を旅行やホテルにつぎ込んでいると思います。
1泊10万円以上する宿も平気でbookingします。(とはいえ、さすがにこのクラスのホテルはそんなには泊まりませんが。^^;)
周りから見れば完全に浪費家です。
ですが、自然と自分自身もアップデートされているように思うんです。
昨年の夏は、ハレクラニ沖縄に泊まりました。
あそこで見た海の美しさ、朝日の素晴らしさがあるから、次の私への道(つまり転職への布石)がもらえたように思います。
今年2月の転職直前には、リッツカールトン日光に泊まりました。
これは、今の職場でのチームリーダーとしての原動力にもなっていると思います。
そうやって、自分への起爆剤として旅行を使うことも、人生をまた一歩豊かにするきっかけだと思うのです。
◇◇◇
さてさて、次なる私の野望は、いよいよ海外です。
コロナもいよいよ終息に向かいつつ、世界的に入国規制は緩和されつつあります。
私が最後に海外旅行に行ったのは2019年。2020年ゴールデンウィークの旅行がキャンセルされて以来、私は海外への渡航をストップしていました。
ですが、そろそろ海外へもまた旅に出る時期だと私は強く思うのです。たとえ円安がどれだけ進もうとも。
すでに次なる旅行先は決まっています。そう、何を隠そうつい先日、フライトを抑えたのです。来年2023年ゴールデンウィークのフライトを。
正直この先どうなるかなんてわかりません。ですが、後悔のない未来へ向かって、より輝かしい未来に向かって、私は次なる一手を、次なる投資という名の浪費を続けるのです。
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