新刊到着
友人の知らせで気づき、注文したというのがビミョーだが…
お気に入りの作家、京極夏彦・著のシリーズ最新刊「鵼の碑」が届いた。
しかも、写真が裏表紙なのもビミョーな見た目ではある。(お気に入りにしては失礼)
更には、今すぐ読み始められないジジョーもある。
今から読んでしまったら…
目前に迫っている別な用事のために、ここしばらく集中して頭に叩き込んでいる内容が、キレイにどこかへ飛んでしまうに違いない。(たぶん結構遠くまで)
「鈍器本」という表現は、外観を形容しているのだろうが、この無駄のない大量の文字は、充分に武器にもなると思う。
読む時間を楽しみに思う気分は大きい。シリーズを超えて繋がっていたりもする、壮大なエンタメだと思う。
が、時間の問題だけではなく、警戒感もあるシリーズ。
昔、初めて読んだ「姑獲鳥の夏」では、不安定な登場人物と連動し、どことなく不安定だった私のメンタルも、危うくなる思いをした。面白かったのだが… 1年くらいだったか、その本は封印していた。(開けるなキケン)
体力不足のために手放してしまった、他の本に書かれている内容も、読み始めるときっと気になるだろう。(買い直すのか?)
そんなことで…
届いたら読み始めるのではなく、まず確認したかったのが「次作予定」の記載だった。
久しぶり過ぎたので、どこに書いてあるのだったかと、あちこち探してしまった。
帯の背表紙側に見つけてホッとした。
こんなに久しぶりの新刊。楽しみな気分はもちろんあったが、シリーズ最終刊と言われてしまうのではないか、という意味でも気になっていた。
ということで…
これで少し安心して読める、ということに気づいただけで、まだ読んでいない本。
本が軽いことにもホッとした。
京極作品のために、紙や製本の方が進化している様子も感じてきたが、今回も予想より軽かった。ノベルス判は持ちやすいサイズでもある。
初期の頃の本は重かったが、鈍器としてはビミョーな感じに、段々と軽くなっている。
測ってみると560g。
ついでに、私のスマホを測ってみると220gだった。
見慣れたデザインの、謹製の栞も挟まれていた。
今回は「開運」と書かれていた。
本だけではなく良いことがあるに違いない、ということにする。
まずは、目前の用事に集中。