私立かえつ有明高校 イノ旅 in 京丹後
2023年10月17日~20日の4日間にかけて、ANAあきんど(株)が実施する旅を通した地域探求型イノベーション教育プログラム「イノ旅」の企画実施に京丹後市観光公社と連携し携わらせていただきました。
今回東京都から京丹後市まで片道4時間以上をかけて、私立かえつ有明高等学校の1年生30名に参加していただきました。
この記事ではそのプログラムの概要と最終発表で学生から提案されたユニークな地域でのイノベーションアイデアについて紹介します。
1日目
13:30-14:15 京丹後市到着&昼食 @かぶと山虹の家
14:15-15:00 開会式
15:00-16:15 京丹後市観光公社「京丹後市についての講演」
いえき農園 梨狩り体験&フルーツスムージー試飲
16:30-17:20 夕陽ヶ浦海岸散策 サンセット鑑賞
18:00-19:00 ワークショップ①体験のシェア
オリエンテーション
いえき農園 梨狩り体験&フルーツスムージー試飲
夕陽ヶ浦海岸散策 サンセット鑑賞
ワークショップ①体験のシェア
2日目
9:00-12:00 ビーチクリーン・Precious Plastic工房見学
鳴き砂文化館見学・ビーチコーミング作品づくり
13:15-15:30 丹後ちりめん工場見学
丹後ちりめんはがき作り体験
16:00-16:30 ワークショップ②つくりたい未来の設定、アイデアの発想
17:00-18:00 進捗発表Ⅰ
ビーチクリーン・Precious Plastic工房見学
鳴き砂文化館見学・ビーチコーミング作品づくり
丹後ちりめん工場見学
丹後ちりめんはがき作り体験
ワークショップ②つくりたい未来の設定、アイデアの発想
3日目
8:30-10:00 オーガニック野菜収穫体験
11:00-12:00 地域の高校生と郷土食丹後ばら寿司づくり
13:20-15:40 地域コーディネーターとの交流
移住者との交流・移住支援の取組
16:00-17:00 ワークショップ③つくりたい未来の設定、アイデアの発想
17:00-18:00 進捗発表Ⅱ
オーガニック野菜収穫体験
地域の高校生と郷土食丹後ばら寿司づくり
地域コーディネーターとの交流
移住者との交流・移住支援の取組
ワークショップ③つくりたい未来の設定、アイデアの発想
4日目 最終発表
最終発表では京丹後での3日間のフィールドワークを通して「地域にどのようなイノベーションが必要か」というテーマのもと、いままでの価値観や行動・習慣が変わるきっかけとなるようなアイデアを各班それぞれが違った視点で発表しました。
1班 「京都まるっぽツアー」
目的:京都に対しての先入観をなくす
京都にも綺麗な海があるということを皆に知ってほしい
内容:京都市内の主要観光スポットのみでなく「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」といった多様な魅力を一貫して知っていただく
Nextアクション:京都ツアーにプラスαで京丹後を入れてもらうなどのアプローチをTangonianにしてもらう
2班 「VR IMPACT GARBAGE」
目的:行きたいと思える美しいビーチや海を残したい
内容:VRを使用し、海ごみの現状だけでなく将来の状況予想も同時に見てもらう。これにより海ごみの深刻さに気付いてもらいポイ捨てをする人を減らす
3班 「TTIM~Turn Trash Into Money~ 」
目的:ごみ拾いを副業化する
内容:「トラマネ」というアプリを作る
ごみを捨てるごとにポイントがもらえ、毎日継続することでログイン
ポイントがもらえる
ポイントは地域で使える商品券やPayPayポイントとして交換可能
→返礼品としてプレシャスプラスチックの商品やてんとうむし畑のお野菜と交換が出来る
ごみが多い場所でのポイントUP、育成キャラクター、ランキングシ
ステムなども導入
Nextアクション:実際にアプリを開発し、まずは東京で実証。いずれは八隅さんなど地域で活躍している方とコラボすることで実施区域を拡大したい
4班 「トラッシュアートチャレンジ」
目的:ゴミを拾った後のアクションに繋げる
内容:ごみからアート作品を作ってもらい、X(旧Twitter)に#トラッシュアートチャレンジ で投稿してもらうことで、海ごみを身近に感じてもらう
Nextアクション:実際に自分たちも拾ったごみでアート作品を作ってみたい
5班 「KIMONO Jordan~京丹後の着物を世界の足元へ~」
目的:若者に人気のマイケルジョーダンスニーカーとコラボすることで着物を身近なものに
また着物が新たなファッションとして世界へ広がるきっかけにする
内容:スニーカーの中にワンポイントとして丹後ちりめんの生地を入れる
若者に人気のインフルエンサーに履いてもらう
Nextアクション:NIKE本社にKIMONO Jordanを提案!
6班 「皆もなろう Cleanly Person」
目的:人々が自主的にビーチクリーンをする未来をつくる
内容:①3~4名のチームを作る②40分間でビーチクリーンをする③ごみの種類・重さによって点数をもらえる④点数が高いチームは次のゲームに進める
Nextアクション:このスポーツを他の地域でもやってもらいたい
最後に。。。
どの班も高校生ならではの視点でユニークなアイデアを発表してくれました。最終発表を聞いていて、改めて地域として様々な立場・視点からのアイデアを取り入れることが重要だと感じました。
また、発表の中でアイデアの発想のきっかけが3日間を通して出逢った方々や体験からだということを言ってくれている子も多く、Tangonianとしてもこのプログラムを通して「ローカル×地域の外の人」をつなぐ楽しさと大切さを実感する機会となりました!
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