#49 ゆく川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず
GWも終わったなあ。
ま、いろんな客も来ておもしろかった。
この店もあと5週で閉店なんでー、あ、別に割引とかないから(笑)
6月は、うちの店の閉店だけど、岩手のウルトラマラソンに出る予定。
その前の週で閉店だ。
え、その結果?
まあ、生きて帰れれば、なんかの形で伝えられるかな。
閉店後の、「つくしたろう」の身の振り方は、まあ考え中だ。
マラソンというのは42.195km走る競技。
今日、仙台国際ハーフマラソンあったけど、半分の距離がハーフマラソン。
で、その42kmを超えた距離を走るのがウルトラ(超える)マラソンってわけ。
50kmとか、70kmとかあるけど、オレは100kmの部のエントリー。
愛は地球を救えるかって感じ(笑)
いきなり100kmを走るわけじゃない。
準備の仕方ってあるんだ。
前に「自分のリミッター」って話したけど、徐々に距離を伸ばして、ボロボロになりながら、脳みそにリミッターを外す経験をさせていくんだ。
このGWは、2回やった。
1回目は、山の道路を上がっていって、下がって帰ってくる30km。
2回目は、25km道路沿いの道を走って、25km帰ってくる50km。
もちろん、5㎞ごととかで休むし、走る速さも落とすよ。
トレーニングのねらいは、やり切れる速さに落として、実際にやり切ること。
そうすれば、苦しい場面が来るけど、そこを乗り切れる。
脳みそに、リミッターを外させる経験をさせることができる。
まあ、50kmの後はくたくただったよ。
体重も一気に4㎏は落ちる。
落ちたら落ちっぱなしじゃダメ。
落ちた分は、すぐに食べてリカバリーする。
いっぱい寝る。
それで、トレーニングが体の力に変わるんだ。
・・・
おっと、50代のオジサンの健康自慢になったな(笑)
まあ、ようやく回復した週末、ネット見たけど、北村弁護士と橋下さんの言い合い(笑)あれはひどかったなあ。
発端は、橋下さんが「民間人はとにかく退避だ、安全なところに逃げてもらいたい」という意見を言い出したこと。
それに、反論が出たこと、その延長線上で北村さんが議論に臨んだ。
橋下さん「私は、ウクライナが降伏すべきと言っていない。民間人を避難させるべきだ、と言った」「事実誤認だ」「行政経験者として、戦争指導する立場として言った」
これは、別に意見として言って構わない。
ただ、橋下さんの問題点は、それに対して反論する北村さんが言おうとする言葉をすべて遮って「レッテル貼りだ」「あなたはコメンテーターだから」「私は行政の経験者として」と自説を言いまくるんだな。
いや、「あなたはコメンテーターだから」と昔からのあんたの言葉がレッテル貼りだよ(笑)。
・・
難しいことなくても、嫌な感じなんだ。
それは何だろうな?
■ いつまでたっても、核心の議論に入らないから
なんだ。
挙句、北村さんに「謝罪しろとか言ったことを撤回しない限り、議論はしない」と繰り返す。
おいおい、「桜のこと」を認めない限り、議論はしないって国会を止めまくった某党党首みたいだよ。
感情の問題を論理にもちこんで、撹乱するんだ。
野崎さんという人の『詭弁論理学』って本を読んだことがある。
話し合いの仕方なんて言うけど、世の中の「ギロン」なとということのほとんどは「強弁」と「詭弁」じゃないかという本だ(笑)
今回のものは、橋下さんの詭弁ではなく、単なる強弁ショーだった。
■ 強弁術の要諦を格言ふうにまとめると、次のようになるであろう。
(1)相手の言うことを聞くな。
(2)自分の主張に確信を持て。
(3)逆らうものは悪魔である(レッテルを利用せよ)
(4)自分の言いたいことを繰り返せ。
(5)おどし、泣き、またはしゃべりまくろこと。
橋下さんは、この本読んでるんじゃないかっていうぐらい、びっちりテクニカルに声張り上げてたなあ(笑)
彼がなぜこんなことを言うのかっていうのは、ゴシップ好きはする。
でもまあ、そこを言い合うのも生産的じゃない。
あー言えば●祐じゃないけど、強弁をふるううヤツは、結構一般社会にいる。
こういうヤツに「ギロン」は無理。
消耗するだけ。
でも、変に影響するのもこういうヤツ。
じゃあどうするか。
本人を変えようとしないこと。
理解してくれる人を増やし、そういうヤツを包囲することさ。
●祐がおとなしくなっているのは、包囲されてるから。
・・・
でもさ、橋下さんがおかしいって気づくのって難しい。
テレビが取り上げたそれだけで、信用しちゃう。
日本人が子ども頃から自覚して学んでないことがある。
■ 事実をそのまま見ること
いや、日本人は昔から、事実をそのまま見ることをしてきたんだよ。
■ ゆく川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
世の中にある人とすみかと、またかくの如し。
鴨長明の方丈記の冒頭だ。
オレの恩師は言ったよ。
「文学は論理的じゃないって言うけど、文学だって論理的だ。方丈記の冒頭はまさにそれだ」
1、2文で、自然の事実をただ示した。
3文で、「世の中にある人とすみかと、またかくの如し」、人間の生きる世の中だって、自然の一部であり、同じなんだよって言うんだ。
これが論理。
強弁や詭弁ではない。
論理や議論というのは、話し合う人間の感情は関係ないんだ。
事実を事実のままにはっきりさせる。
で、どうすればいいかを考える。
ただそれだけ。
北村さんは正攻法でいこうとした。
それは、「行列のできる~」で一緒にやったかつての共演者「仲間」への礼儀だっただろう。
でも、橋下さんは、感情的になって、けっとばしたんだ。
・・
まあ、残念だけど、それを無理に変えようとすることもない。
相手を大事に思えば思うほど、ほおっておくしかないと思う。
この、見たくもないやりとりを見て、二度と見たくないのなら、日本人として、強弁や詭弁について、機会のある時に考えておくことだ。
んー、最近、閉店を意識して、無理に話を重くしてるかもしんない。
まあ、店主の思惑もあるんで、ご勘弁んんん~!(笑)
・・
ウルトラマラソンで、前回、頭にヘビロテだった曲がケツメイシの「仲間」って曲だ。
■ 別に怒ってなんかないよ
ただお前のあきらめた姿が嫌いなだけ
下を向いてないで 次は頑張れよ
結果より気持ちだろ 俺らに必要なのは
・・
お前はそこで諦めるのか
ここまできたのに辞めるのか
悔しかったらそっから立ち上がれ
越えてきただろ お前のやり方で
3年ぶりだからな、この曲また聴いてるよ。
日本もさ、おかしなことになってるよ。
みんなマスクして、このGWは特に何もなかったけど、オレら飲食はまあ、困らせられたよ。
事実を見れば、いかにおかしいかわかる。
それに「おかしい!」って言ってくれる人がいるといい。
まあ、いなくても、この難局を頑張っている「オレがいる」。
それだけで十分なのかもな。
いよいよ、あたたかくなって、かーっと酒をかっくらう時期になってきたな!
どんどん飲んで、盛り上げていこうぜ!
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