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KIPON ヘリコイド付マウントアダプター/ライカM→ライカSL用

MレンズどころかSonnarを使っていた身からすると、最短撮影距離にはいつも泣かされてきた。だって90cmなんだもの。そして2年ほど写真を撮る中で接写できる喜びというのは確かにあるなと常々感じてきたので、ヘリコイド付のアダプターを買ってみました。

MapCameraに確認したところ、品切れになると次の入荷がいつになるかわからないとのことで早速オーダーを入れて在庫を確認してもらいました。オーダーしないと教えてもらえないっぽい。到着まで1週間くらい。

いったい何年眠っていたのかという色褪せた箱w
仕上がりが美しい。


焦点工房のヘリコイド付は繰り出しが5mm、KIPON製は3mmということで、性能で選ぶなら焦点工房なのかな?使ったことがないのでわからないんですが。
重さは軽いです。今まではヘリコイドなしの焦点工房のアダプターを使っていましたが、それより少し軽いくらいで拍子抜け。
取り付け精度も気になることはなし。ガタもなし。

早速、試写してみました。
レンズは先代のSummilux 35mm FLE。
最短撮影距離は70cm。

本当に適当に撮ったので、モノクロでごめんさせて。


ヘリコイドを繰り出すとここまで寄れる! Mレンズで!

柿のサイズで実測したところ、220%くらい拡大して撮影可能になりました。こんなに嬉しいと思わなかったんだけど! 寄れるだけで嬉しいんだけど!

ボディの後ろの面で合わせて、繰り出しなし(上)とあり(下)で測定してみた。
距離的には半分くらいまでいける。

ヘリコイドのトルクは少し硬め。フォーカシングで勝手に回ることはありえないくらい。だから扱いの気難しさみたいなものはないと思う。


マウントアダプターって消耗品だと思うし、ヘリコイドを繰り出している時は無限遠側でピントが合わないから、本当に接写のためだけに使う。そう考えると3万(焦点工房なら2.3万くらい)というのはなかなか思い切れない予算だなと個人的には思う。

ずっとそう思ってた。

愛すべき猫たちはこのくらいまでなら寄れる

でも自分の場合、しばらくMレンズ1本だけで行こうと考えているし、いろんなものに目を向けて撮りたいから、やっぱりあると嬉しいよなぁって思って、ちょっと背伸びして買いました。そういう人でなければ他に良い選択肢っていくらでもあると思います。

あとでトリミングするんじゃなくて、撮影しながら構図を作るのが嬉しい。
かわいい。

もう手元にはないんですがSonnar ZMとか寄れないレンズを愛用している人も嬉しいだろうなぁ。愛用しているからこそ、もうちょっとなんとかならないですか?を叶えてくれる魔法のアダプターだと思います。
巷であまりこの商品のレビューがないので簡易的に書いてみました。
使い込むうちに気になることがあれば、また追記しますね。


◻️KIPON ヘリコイドアダプター(LeicaM→LeicaSL)
https://kipon.com/product/l-m-l-m-with-helicoid/

◻️焦点工房 ヘリコイドアダプター(LeicaM→LeicaSL)
https://www.stkb.jp/shopdetail/000000001314/

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