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見えない世界

「個人個人が持っている常識とか道徳感、いわゆる「普通」にはけっこう大きな差があって、自分の中の普通と違うものには激しく抵抗するのに、なぜか自分の中の普通は相手に押し付けてしまう。そしてそれを暴力だとは微塵も思わない。かえって「非常識な相手を真っ当な道に戻した」と善行を積んだと勘違いしたまま鼻高々という人、いわゆる自分の価値観を押し付けている人が多い気がします。」

タルシルさんの「流浪の月」を読んだ感想、を読んだ感想を書きたいと思いまして。

この本よみたいなー映画もみたいなーと思ってどっちもしてないのですが、私本の中でも「あとがき」の部分が1番すきなんですよね。

自分はこう思ったけど、他の人はこう感じるのか!って新たな発見があるからかな。

 「自分が嫌なことは、相手にしてはいけない」→「自分が嫌だと思わないことは、相手にしても問題ない」という風潮。

巻末の解説 ライターの吉田大助さん

ということが、本の解説に書いてあって、そう感じられたとのこと。

なるほどなるほど。たしかに。

自分は大丈夫なことが、相手も大丈夫か嫌かはわからないし
また、自分は嫌なことが、相手も嫌か大丈夫かはわからない。

ま、当たり前っちゃー当たり前だね。

でも自分の見えてる世界が狭いと、気づかないんだよね。

自分の背中は見えないし、月の裏は見えない。
世界の果てで何が起こっているかは、知ろうとしなければ知らずに生きていける。

私にとってありえることは、隣の誰かには全くありえないことだったりするのよね。

例えば、こんだけかわいい系男子が流行りもてはやされているってゆーのに、「かわいい」って単語を言われると吐き気を催す人がいるとか、、、ね。

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