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2010年代ベストアルバム 80-71 @もそそ

今晩は、前回の90-81位の記事です。100-91位のランキングを見るには前回の記事からも飛べるようにしてます。

書いてると常に思うんだけど、語彙力の低さたるや笑
まあ、真面目に書いちゃうともっと時間かかるんでね、ランキング作る時間に充てすぎたのは反省かな、いや前もって書く時間に充てたら、膨大に時間かかるわけで難しいからなあ、、

という保険もかけながらも、コメント付きのランキング続けたいと思います!

80. Lana Del Rey - Ultra Violence (2014)

Lana Del Reyの今の路線はこっから構築されてきた気がする。前作となるBorn to Dieは今の音楽キャリアを振り返ると割と異端のように思えていて、それは音楽性がもうちょっとキャッチーで、なんか万人の聴き手のこと意識してくれたのかな・・なんて思ったりもしてるのだが、この作品からは今にも通ずる刹那っぽさが出てくると思う。それで今作の素晴らしさはというと、プロデューサーにthe Black Keysのヴォーカルを起用していることもあって、音楽性の根底にロックとかサイケがあって、それがかなりしっかり固まってるから作品全体のムードが一体化して、退廃的な世界観にフィットしてるとこ。その次の作品であるHoneymoonはちょっと冗長に感じてしまうけど、そう見るとこの作品は長すぎずしっかりと練られてるように感じてこっちのほうが好きだなってなる。

79.  Kendrick Lamar - DAMN. (2017)

2010年代を代表するラッパーの2017年の作品。ネタバレになるけどもっと上位に来る前作に比べると緊張感は薄れ、ややメロウな曲調になってしまうので、順位はこの辺なのだが、やっぱり良い作品。と思うのは、ケンドリックのラップがカッコいいってのが大きい。HumbleやDNA.のフロウは痺れるし、トラックの音もカッコよくて、一部の曲ではスリル感を味わえるし、前作では感じられなかったメロウな曲も魅力がある。でもまあ考えると前作や前々作とは違った作風とはいえ、こういう曲も作るんだって知ると、まだまだ期待させてもらいたいってのは思いますね。ラッパーは新譜のスパンが短いし、多分次は来年来るかもしれないって思うと、めちゃくちゃ楽しみになってきた。

78. Hop Along - Bark Your Head Off, Dog (2018)

アメリカのフィラデルフィア州結成のバンドの作品。いかにもアメリカのインディーロックって感じの音楽で、元々は女性ヴォーカルの歌唱のずば抜けたカッコよさや演奏隊のタイトな演奏が素晴らしくて、ロックンロールを味わえる魅力があったけど、今のところ最新作となるこの作品までになると、まさに進化した!と言っても過言ではないほど、自身の音楽をソフィスティケートすることに成功したように見える。余計な装飾のないシンプルなロックサウンドで、各楽器のキレキレな演奏がカッコいい。かつ曲の聴きやすさも良くなっていて序盤から最後まで聴きどころのあるキラーチューンが並んでいて聴いていて非常にカッコいいアルバムとなっている。

77. Kacey Musgraves - Golden Hour (2018)

2019年のグラミー賞でもAlbum of the yearを受賞したアメリカ合衆国のカントリーアーティストの作品。カントリーは全然聴かないけどこの作品においては、カントリーをベースにポップも強いのでかなり聴きやすい。自分にとってこの人の声は、単に透き通る特徴だけでなく、なんかマイナスイオンが出てるというか透き通る以上の癒し効果があって、なんでこんな声を聴いていて気持ちいいんだろと思うんだけど、なんなんだろね。兎に角その天性の声のお陰で、アルバム聴いてて爽快でとても癒されるし、high horseみたいなキラーチューンやLove is a wild thingみたいなゆったりした曲も素晴らしい。これは間違いなく名盤でしょう。

76. St. Vincent - St. Vincent (2014)

St. Vincentをリアルタイムで聴いてたわけじゃなく、後追いで知ったアーティストなんだけど、聴いて驚いたのはこの人の音楽キャッチーなんだなってこと。どことなく難しそうな音楽作ってる印象だったので、アルバム聴いて聴きやすさに驚いた。特にこの作品がそう。キャッチーな音楽は勿論のこと、ギターはカッコいいし、批評家も唸らせる芸術家の一面も見れる名盤で、安心安全のクオリティだなと思いましたね。これの前にTalking Headsのデイヴィッド・バーンとコラボしてたけど、その影響もちょっと見れて、アートポップな曲調に遊び心とかウィットとか聴いてて面白い。このポップはSt. Vincentしか聴けないんだろうなあ。リアルタイムで聴いときたかった。

75. TV on the Radio - Nine Types of Light (2011)

リアムギャラガー率いるBeady Eyeの2ndをかなりユニークに仕立てた戦犯の人がいるバンド、ってのはジョークであの作品も結構好きなんだけど、奇才デイヴィッドシーテックがいるバンドの作品。こういう他のバンドやアーティストにも貢献してるバンドって興味湧くよね。最近は元Fun.のジャックアントノフとか。まあとにかくこの作品もやっぱカッコよいブラックミュージックぽさもありながら、でも基調はロック的な感じで、複雑なリズムながらも何故か踊れるみたいな、シンプルにカッコよさを見出せる作品で、これもさっきコメントしたSt. Vincentの作品みたいに安心安全のクオリティの高さ。ここら辺はデイヴィッドシーテックの貢献なのか、アレンジもユニークで、ロック好きが踊りたくなるようなツボを抑えたアレンジがあって、ロックンロールを作ってるんだなという印象を受けた。これが出たのが2011年でまだ今よりロックの不調を訴えられなかった時代ではあるから、まだこの時は色々あって良かったな、、と寂しい気持ちにもなる。

74. Queens of the Stone Age - ...Like Clockwork (2013)

2013年は兎に角若手からベテランまで話題作尽くし出まくった中で、この作品は裏ボスの一つみたいな印象のある作品。エレクトロ・ロックやらインディーロック、シンプルなロックなどの出会いが多かった中で、これは重いストーナーロック。大人の色気や実力が漂い、カッコいい大人が集まって本気出したらこんなカッコよくなるんだな!と感動したな~。比較的キャッチーなI sad by the oceanからif I had a tailのビートのカッコよさとか、ロック好きとしてはたまらない楽曲が詰まってて、そりゃアレックスターナーも憧れるよなとは思った。

73. Vampire Weekend - Modern Vampires of the City (2013)


Vampire Weekendは1st聴いてちょっと合わねえかな~と思ってそのままだったけど、3rdとなるこの作品のシングル、Diane Youngの超キラーチューンを聴いてから気になって買って、そして最高~!ってなったんだよね。そして今年発売されたVWの聴くに、自分はロスタムが作る音が好きだったんだなあと後になって気づいた。この作品はそんなロスタムがいた時代に作られたんだけど、何が良いかってクラシカルなアレンジで作品全体にムードが出てて、ジャケットの白黒の都市の風景とぴったり合ってる。上品さがありながらも、楽曲はメロディアスでどれも聴きやすくて、Diane Youngみたいなどキャッチーなキラーチューン、Hannah Huntの後半の美しい転調や、Stepの超綺麗なカノンン調の楽曲など、色々バラエティ豊富でアルバムの完成度も高くて素晴らしい。傑作。

72. BROCKHAMPTON - SATURATION 3 (2017)

さて来ました。2010年代後半に突如現れたラップグループ。まあ過去にも探せばいたんだろうけど、自分たちで何もかもやっちゃうヒップホップグループってそうそういないよね、この人達、グループ存在自体って多分多くの人にとって革新的じゃないかなと思うんだけど、そんな人たちの今作、Saturation 3は2017年にリリースしたSaturationシリーズの3作目。もはやBROCKHAMPTONの代表曲ナンバー1のBOOGIEをはじめて聴いた時は、「なんだこの悪ガキたちは!?」って驚いたなあ。BOOGIEはアルバム最初のナンバーで、その次のZIPPERの茶化したようなナンバーも聴いて余計に悪ガキと言う印象が最初に合った。でもこの人達を知っていくと、意外にもかなり根のところはしっかりしてるし、向上心もあるバンドだなって感じるんだけど、そんな今作はBOOGIE等キラーチューンは数曲あるけど、どちらかというとアルバム全体は落ち着いていて、だからと言って退屈というわけではなく、どの曲もしっかりとクオリティが高くて、良いアルバムだなって思うわけです。

71. Foo Fighers - Wasting Light (2011)

先日もなんでこのアルバムはかっけえんだ!?と思いながら聴いたんですけれども、そんなFoo Fightersはデイヴグロール率いるベテランバンドの7枚目の作品。正直Foo FightersはニワカレベルのファンでpretenderとかAll my lifeぐらいしか分からないんだけども、この作品は聴いててめっちゃ痺れるってのも本音で、アルバム全体キレキレなんですよね、キレッキレなロックがずっと続くんですよ。個人的にオルタナ感あるガレージロックってちょっとクドいところがあって、聴き続けるのをやめた作品も結構あるんだけど、この作品に至っては、そんな部分もありながらもずっと飽きないし、ずっと聴き続けられるうるささってのがカッコいい印象に繋がるんだろうと思う。爽快なロックもあり、シャウトするロックもありで最後にWalkを持ってきたのはズルいなあと思ってしまった。笑 Walkは名曲なのは明らかでこれを最後に持って行ったのはニクささえも感じる。いや最高なんだけどね。

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