無音のようで無音じゃない今朝

今朝はちょっと早めに起きてというか、
起きてしまったので、
5時過ぎからいつもの江戸川の土手に出てジョギングしてたんですけど、

どうも、イヤホンの調子が悪く、、
聴きたかったラジオ番組は途切れ途切れ。

朝の5時なんていうとですね、
空気に新鮮なんてないんでしょうけど、
なんか生まれたてって感じの澄んだ空気と
それを受けたり押されたりする程よい風と
朝陽に照らされて壁が色づく住宅の街並み
朝陽を反射させる江戸川。

もう、どれも心地良いんです。

でも、残念ながら、
耳に届くのはイヤホンのせいなんでしょうけど、
ぶっ壊れたラジオからの音。
って感じですから、
イラつきはしませんけど、
なんか、もったいないなと。

で、あ！やめよ！
イヤホンとか、ラジオとか、
今日は、やめよ！
無音！
ん、無音。
久々に無音しよ！

って、とても前向きになれるのは、

無音と言っても無音じゃない。
音は有るってことを知ってるからで、
また、そのイヤホンからとかじゃない
土手に有る音ってのがなかなか良いんだよね。
ってことも知ってるからなんです。

やっぱり
朝方の、土手の、有音って言うと
鳥なんです。
さえずり。みたいな音もあれば
叫び声。みたいなのもいたりして
鳴き声って言い方でその音たちをまとめて良いかなと思います、

まー、いろんな鳴き声があるんです。
さながらですね
「三郷市立江戸川鳥の鳴き声博物館」
って感じで

ちゅんちゅん　　は多いっすね、
ちゅちゅちゅちゅ　　とか
ちゅるるんちゅるるん　　る。入れるのとか
ほっほー　　なんかがわかったんすかね。
あーあー　　カラスじゃないです。
すいーすいー　　いー！が高い声のとか
けっけっけっ　　ん？鳥か？

ワタシは片目は失明していて
もう片っぽも視力は悪いからなのか、
どいつもこいつも姿は見えないのに、
どいつやら、こいつやら、あいつも、そいつも
鳴くんですよね。

これが視力は悪いものの目から得る光景と
緑をかすかに感じる香りと
皮膚で感じる風とを、
絶妙に演出してくれる完璧なBGMで
イイわけなんです。

で、心地よく
ボーッと走ってりゃイイんですけど、
なんか、考えちゃうんですよね。
あの鳴き声って、
なにを目的に声ってのを出してんのかなぁ？
とかって。

朝だから、「おはよう！」とかもあるでしょうし、
「おーい！ここにミミズいるよ！おい！早く来いよ！」とか
「やっべー！！アイツ来た！！逃げろーーー！！」
もいるだろうし、
朝っぱらから、
「あなた〜、ねぇ〜ぇ〜、」とか、
「行ってきまーす！」とか、
「気をつけてね！」とか、
ただ、
「けっけっけっ」ってただ笑ってるとか。

んなこと、言っちゃいないんですかね？

そんなこと考え始めたら、
鳥って1日何してんだろう？
ご飯って3回食べんのかな？
3回も食わないよな。
ってか、自然界でエサ探すって、、
そりゃ、、まー、大変だわなぁ。
とか。
飛ぶのは楽しそうだけど、
「キミにどこにでも飛んでいける羽を与えよう。」って、
って神様みたいなお偉いさんに言われて、
「でもー、羽を与える代わりにキミはミミズだけを食べて生活するのね。」
「大丈夫。それが美味い！って思えるようにはしてあげる。」
「どう？それで羽。つけてあげる。」
って条件だったら、
丁寧にご辞退申し上げる。

となって、
結局は脳みその中が、
うるさい。。
だいたい、そんな提案ないし、
けっけつけって、たぶん笑ってないし、
たぶん、鳥の奥さん朝から誘わないし。
や？誘う種もいるかも？
って、やっぱり
うるさい。

静かなんですけどね。
土手は。
までも、鳥は静かではいないだろうなぁ。
生きるのに精一杯で頑張ってんだろうな。
ってくらいで、
脳みそでのお遊びをやめて、

よし！ラスト1キロ！って決めて
スピード上げてラストスパートかまして、
息が荒くなる。
ハーバーが激しくなる。
そうすっとなんも考えないんですね。
考えられなくなる。

あー、そういうもんだよな。って
改めて、どこにいるのかわからないお偉いさんは
本当に上手く作ったもんだと感心しながら
朝っぱらからシャワーで汗を流す。
気持ちの良いスタートの1日です。