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メリケン粉とライスの歴史

メリケン粉【めりけんこ】ってもう使われてないんですかね?
というか、ワタシも今日の授業中に余計すぎることを考えたりしなければ、
死ぬまで一回も発さなかったかも。
若い人は、そもそも知らないって言葉なのかも知れないメリケン粉。
小麦粉【こむぎこ】のことなんですよね。

この小麦粉ってやつが日本で重宝されるようになったのは明治の時代なんですって。
江戸時代に気持ち悪いくらいのデカい船がやってきて、
「てか、オレらね、鎖国してっから。」
「鎖国ってわかる??ちょっと入ってこないで。」
って、こっちは言ってんのに、
その船の船長だってペリーって人がモリモリ降りてきちゃって
「国ヲーー、開キーナサイ!」
って何回も言うもんだから、
もう鎖も錆びかけてるし開かざるを得ないでしょ的に
いよいよ開いたもんだから、
アメリカから色々買わされたりしたんでしょうね。
その中に小麦粉もあったりで、
YouTubeはそん時ないでしょうけど上手いことパンの作り方の手ほどきなんかを受けたでしょうね、
調子の良い金額で買わされたんすかね?
でも、パンなんぞは面倒くせーてなもんで
「うどん」とか「すいとん」なんかをコネコネしてサクッと食おうもんなら、
「こいつぁー、いけるよ」
なんつって江戸からどんどん広がってったんでしょうね。
小麦を粉にした小麦粉ってやつ。

で、
だいたいワタシらが小学生ん時もそうなんですけど、
友達を本名じゃ呼びやしませんね。
だいたいあだ名ってのをつけますり
それが、
メリケン粉なんですよね。

小麦の粉で、小麦粉。
これ本名。
あだ名の方は
アメリカからやってきた粉。
アメリカ粉。

名付け親が粋なもんで、
「ァメィリケン」なんて言ってアッチの人たちの発音を真似なんかしちゃったりしてね、
たしかに「ア」ってどうも「ァ」って感じで小さいっていうか
絶対に「あ」ではないやつだってんで、

メリケン!
メリケンの粉でメリケン粉。
亜米利加【アメリカ】を
米利堅【めりけん】なんて書いちゃったりしてーの
メリケン粉。

(へー。。。)
って授業中なんですけどね、
上に書いてあるようなのがメリケン粉って検索で出てきて、
3分くらいだと思うし、
脳みそだけなんですけど完全に授業バックレて
(へー。。。)
ってなってご満悦(^^)

RISE【らいす】
について復習してた時なんです。
東洋医学臨床論でスポーツ外傷についての学び。
基本中の基本である外傷時の対応は
RISEの頭文字の順番に
Rはレストで安静【あんせい】
Iはアイシングで冷却【れいきゃく】
Cはコンプレッションで圧迫【あっぱく】
Eはエレベーションで挙上【きょじょう】
それで、RISE→ライス→ご飯→米→米国って
授業バックレてRISEを弄んじゃってた。

(ん。RISE。この辺は大丈夫よ。わかってっから)
って自分の記憶に余裕ぶっこいてたら、
先生が、
「この理論を世に知らしめた博士自身が、この理論を否定することを言ってる」
って言うんですよね。

安静よりも適度に動かしたほうが良いとか、
冷やさなくて良いとか、
圧迫しすぎるなとか、
そういう新たな様々な理論に基づく実証例がたくさん出ているとかで、
RISEもちょっと疑って使ったほうが良い的な話。

ま、
変わるんですよね。
てか、
変わって良いんですよね。
自分が示した理論さえも疑ってかかるという姿勢。
で、違うものは違う。
わからなかったものがわかった。
で、自分の説を自分で否定する。
その博士ってカッコいいなと。

今、
明治から愛されてきた
メリケン粉ってあだ名の小麦粉。
グルテンフリーなん理論で敬遠する人もいますよね。
なかったものが日本に入ってきた。
ワタシの小学生の頃の給食はほとんどがパン。
たまにうどん。
ごく稀にご飯。
第二次ベビーブームのの日本たら、
メリケン粉に埋まってる感じ(^^)

小学生に小麦粉振りかけるくらいに
もてはやしたり、
グルテンが諸悪の根源ってくらいに
敬遠してみたり、
変わるんですよね。
で、
変わって良いんですよね。

でも、
日本の小麦の自給率ってサクッと調べると、
10%程度なんですって、
日本で作ってんの。
アメリカから輸入が50%くらいみたい。

メリケン粉が半分かぁ。
マックのパンなんか100%のメリケン粉だろうなとか。
変わったんだか、
変わってないんだか。
どうなんすかね?


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