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大腿筋膜張筋【だいたいきんまくちょうきん】

太ももの横っちょに
腸頸靭帯【ちょうけいじんたい】ってのがいまして、
ピッチピチのadidasのジャージを履いたら、
あの3本線があるとこです。
腸骨の腸骨稜【ちょうこつりょう】から、
弁慶って恐ろしく強い人でも、そこを叩かれちゃと泣いちゃうよ。
って人間の泣き所でもある、
骨に皮膚って感じの脛骨【けいこつ】ってのに繋がってる
確か人体で1番長かった靭帯だと思いましたけど、
O脚の方とかadidas3本線の方に膝が出てるわけですよね。
なので、その腸頸靭帯が張っちゃってる。
張ってる3本線を膝を曲げ伸ばしするごとに内側から、
コシコシしちゃうわけです。
で、痛みが出たりする、

長距離選手の方なんかでも
ランナー膝なんていうみたいですけど、
長距離ですから、
もうそれはそれは膝んとこで
コシコシコシコシしちゃうので、
腸脛靭帯が炎症を起こしちゃうんですよね。

それを和らげるためには、
その腸頸靭帯を緩めてあげたい、
でも、この名の通り靭帯ですから、
これを緩めるってのは厄介。

じゃー、
それに繋がってる筋肉を緩めてあげようよ。
って考え方にスイッチする。

三味線の弦そのものを緩めてあげようっても厄介だから、
あの三味線の先っちょのほうにくっついてる
クリクリするのを回してあげて、
緩めようよ。

なんとなくですけど、
そんな感じ。

その緩めてあげようよって筋肉が
大腿筋膜張筋なんです。
ここを緩めてあげれば、
腸頸靭帯も緩む。

大体合ってると思います。

で、
今日の鍼の実技はその大腿筋膜張筋に鍼を刺入して電気を流す。
大腿筋膜張筋にちゃんとヒットしてれば、
腸頸靭帯がピクピクするんだぞ。
よし、じゃーやってみなさい、
な授業でした。

相手の学生さんの短パンをガッツカツにめくり上げてもらって、
まずは左脚に。

(これか?や、ここか?)
(ん!ここだ?)
(や、本当にそれか?)
(うし、これだな。)
(しゃ、行こ!)

って、手の感触と脳みそととココロとで、
ウジャウジャしながらも、
鍼を2本刺して電極を繋ぎゆっくりと電気を流す。
すると、
腸頸靭帯がしっかりとピクピクしてる。

「先生!」
って先生を呼び、
「いかがでしょうか?」
って伺いを立て、
先生が腸頸靭帯を触り、
また、ほかの部位がピクピクしてないかを触り、

「ん。いいね。」
の後に、
「何番でしたっけ?」
って聞かれて、

「はい!20番、ワタナベです!」
って上気して答えて、今日の授業における合格点をもらう。

そんなこんななんです。

で、
時間が余ってれば逆側もやりなさい。
それも上手くいけば加点って仕組みと言われてますが。
そうやって先生なりに生徒のやりたい欲を掘り出されてることだろうってのに
ノリノリに乗っかって

逆にもやってみる。

で、
左脚ではウジャウジャしたくせに、
上手くいったもんだからってんで
(わかった)
って気になってて、
(ん、右は余裕)
って意識がどっかにあったのか、

右は、
ピクピクしてくれない。

結果、ダメだったんです。
右脚の方は上手くいかなかった。

(クー!残念!!)

とか思ったんですけど、
それを先生が見てくれて、

「これはね、この2本目が離れすぎてるんだよね」
ってアドバイスを頂いたんです。
その時に、ふと我に帰ったんですけど、

1回目の左脚のときは、
ウジャウジャしたんですよね。
ん?ぬ?お!え?やーー、、ん。よし!
みたいウジャウジャ。
で、上手くいったもんだから
わかった気になって、

2回目はウジャウジャしなかった。
ふむふむ。そ。これね。はい。これですよ。
って
大腿【だいたい】に
大体【だいたい】で、
刺しちゃった。
と素人のくせになんなら師匠ヅラして、
ふむふむ。
って、

(アホか。)

ってやんわりと20番を叱ってやりました。

そんなこんなで思うのは、
やっぱり失敗しないと覚えないっすね。
成功した2本の鍼の距離感はよく覚えてないけど、
失敗した鍼の距離感は映像に残ってる。
脳みその中に。

そうだとしたら、
ある面では、
大体【だいたい】でも、
やる。
やってみる。
失敗は成功の味の素。
チャチャっと振ればすぐ上手くなる。
魔法の旨味。

最後の方は完全に調子に乗りすぎましたがm(__)m
とにかく、
やらなきゃダメだなってのは、
また、
今日も、

感じました。

だいたいでも。

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