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国家試験前日の空気【くうき】

人【ひと】って酸素を吸って生きてますよね。
言い換えると、酸素がなかったら生きていけませんよね。

こんなことってのは
小学校の理科なんかで学ぶんでしたかね?
人間は空気の中の酸素を取り入れて二酸化炭素を吐いてるってくらいのことを学ぶ時期。
で、中学生の生物とかなのか、
ワタシたちが吸ってる空気ってのの78%もは窒素【ちっそ】が占めてて
なんなら、こいつばっかりだと思ってた酸素は実は21%しかなくて、
その次がアルゴンって怪獣みたいな名前のやつで、
その次が二酸化炭素であって、
その二酸化炭素ったらたったの0.04%なんだよってくらいのことは、
中学生の頃に学んだんですかね?

大人になって専門学校に入って、
生理学でそんなことを改めて聴いたときに
(ん。どっかで教わった気はするな。)
って記憶はあっても、それを学んだのがいつだったのかが思い出せないのは、
醤油とか薔薇が読めても書けないくらいの、
(それ、覚える必要ある??)
って開き直れるくらいのそこそこどうでも良いかなと思えるやつだったりもしす。

生理学では
(へーー!そうなんだぁ。)
って思わせてくれ学びがありました。
これも高校あたりで学んでる可能性が高いですが、、
ワタシたちが吐く方の空気のことです。
呼気【こき】の成分比。

酸素は16%で、
二酸化炭素は0.4%
「すーーー」って吸った
吸気【きゅうき】に21%あった酸素は
「はーーー」って吐くと16%に。
二酸化炭素は「すー」で0.04%が「はー」で0.4%に。
ってことなんです。

今日の午前中に生理学の見直しもチラチラしてたんですけど、
改めて感じたのが、
①酸素って吸ったは良いけど結構吐いちゃうのね。
②二酸化炭素ってのは10倍にはなっちゃうけどそもそも少ないよね。
ってことなんですよね。

そして、これも復習のたびに思うんですけど、
①に対しては、16%もあるからマウスtoマウスの人工呼吸って大事なのんだろな。って思えたり、
②に対しては、少ないって言っても10倍だものなぁ。
で、
②については、さらに覚えとかなきゃいけないのが、
二酸化炭素の換気基準なんです。
空間における二酸化炭素の成分濃度がその基準を超えると人体に影響あるよ。
だから換気しなさいって基準。
これが、
0.1%ってことなんです。
密閉した狭い部屋に人が何人もいると息苦しくなりますよね。
で、なんかボーッとしてくる。
あれ、0.04%をみんなで0.4%出しちゃいますから、
ちょいちょい濃度が高まっていって
0.1%軽く超えてんでしょうね。
「ちょっと窓開けようぜ。」
ってことで開けたときに入ってくる空気ったら、
サウナ上がりのビールくらいに美味い。
って感じるやつです。

21%吸って16%吐いて、
0.04%吸って0.4%吐いて、
って人は呼吸してるんですよね。
この呼吸の生理が見直しをする度に、新鮮な学びに感じられちゃうんです。
それは、きっとワタシの中に
どうも固定観念みたいなやつがあって、
さらには小学校も中学校も高校の学びの記憶はほぼゼロって感じで、
酸素を100%吸って0%吐いて、
二酸化炭素を0%吸って100%吐いてる。
みたいな呼吸のイメージ。
バカすぎるから自分でフォローすると、
2秒考えたらわかるんです。
でも、1.9秒は毎度安定的にバカです。

2秒が大事なのは、
(そんな単純じゃねーんだよ。)
ってバカに問いかけてくれる時間だからなんです。
(そうそう!そんなに単純じゃないの!)
ってちょっと利口そうに振る舞える時間として大切なんです。


で、
なんか、
さっき、、

午前中にチラチラと勉強してたら、
ボーッとしてきたんです。
数日前に階段から落っこちて散歩もしてなかったから、
ここんとこ家に篭りっぱなし。
ちょっと痛いけど、
江戸川の土手を歩いてきたんですよね。
で、
(なんて、素晴らしい天気なんだよ!!)
(なんなんだよ!この空気の新鮮な美味さ!!)
(気持ちーーー!)
って、なって、
(さぁ、明日だな。やることやったし、)
(いつも通りに帰って風呂入って、)
(今日はなにを飲もうかなぁ??)
なんて考えながらの散歩中にラジオから聴こえてくるのは、
ロシアのウクライナ侵攻のニュース。

(キエフの空気はどんなんなんだろう?)
(そこに住む人たちの心持ちってどんなんなんだろう??)
(ロシアが一方的に悪いの?)
(良いも悪いも、仕掛けちゃったらダメでしょ!)
(そんなに単純なの??)
(オマエになにがわかんの?)
(ラジオのニュースでなにがわかるの?)
とかって、、
考えちゃうんですよね。

21吸って16吐く
0.04吸って0.4吐く
1を超えると息苦しい
100と0じゃない
0と100でもない
単純じゃない
酸素と二酸化炭素だけでもない

まさか、
国家試験の数日前に階段落ちるとも思ってなかったけど、
戦争が始まるとも思ってなかった。
単純ではないのでしょうけど、

「人が人を殺すのはやめようぜ。」

って
空気【くうき】
ってのは当事者だけでない人の幸せのために、
絶対に必要なものであることを考えさせてくれるのも、
生理学【せいりがく】のおかげなのかもしれません。
今まで学んだ成果はこの後のワタシの人生において有用なものなのか?
深呼吸をして空気をしっかりと取り込んで、しっかりと吐いて、
明日と明後日で、
試してくるといたします。


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