「ワタナベさんはどれくらい見えるんですか?」
この質問に対してどう答えるのがベストか?
ってのがですね。
見つからないんですよね。
探してるんですけど、
いろいろゴチャゴチャはあるんですけど、
良いのが見つからない。
チャチャっと言いたいんですよね。
で、そうワタシに声をかけてくれる方も、
チャチャっと聴きたいし知りたいと思う。
で、上手く伝えたいですよね。
どう見えて、どう見えないのかを。
で、どう見えてんのか、見えてないのかってのを上手く分かれば、
ワタシをサポートしやすい。
って相手の方も思ってくれるから。
まだワタシの可愛らしい両眼が
キューピーさんかのようにパッチリで見えてたときに、
視覚障害者の方々の山登りをサポートする
っていうかボランティア活動なんかにも参加してたんです。
「○○さんは、どれくらい見えるんですか?」
って聴くのにちょいと聴きづらいって感情を覚えた経験があるものとして、
「ワタナベさんはどれくらい見えるんですか?」
って聞いてもらえたほうが、
サポートしてもらう範疇が共有できて有難い。
って思ってるんです。
だから、
チャチャッと上手く伝えられる
フレーズっていうんですかね?
「あ、なるほど。わかりました!」
って返事がもらえるようなチャチャな回答を探してるんです。
でも、見つからないんです。
上手いのが、
なかなか。
ちょっと書きながら整理させてください。
チャチャじゃなくウダウダです。
m(_ _)m
①右目は見えません。光もわかりません。
これはわかりやすいですよね。
片目瞑ってもらえればほぼ同じです。
ほぼってのは多少の光は感じると思うんですけど、
ワタシの右目はそれもないから、
ほぼ。なんですけど同じです。
②左目の視力はメガネをかけると0.1あります。
これがですね、これだけお伝えすると、あ、そこそこ見えるね。
ってだけが伝わります。
こんな霧じゃ自転車にも乗れないなぁ。
って感じの濃霧警報が出てる感じで靄【もや】がかかってて、
その霧は電車の中でも付き纏ってて、
前の座席に知人が座っても、
ちょっと見極められない。
もちろん、手を振ってくれたら別で、
わかります。
振ってください(^^)
③左目の視野は25%です。
視野ってのは見える範囲ですね。
健常だと100%ですから
逆にいうと75%が見えてない。
ってことになります。
特に右目が見えないこともあって右側は特にで、
下の視野も欠けてます。
ただ、アイマスクに25%の穴を開けてる。
という感じとも違うんです。
うどんの汁をビッシャビシャ跳ね上げながらうどんを3杯食べたら、
その飛び散ったうどんの汁がメガネの75%埋めちゃった。
ような感じ。
または、万年筆で書いた手紙に水をパシャパシャってかけちゃったもんだから、
75%の文字が滲んじゃって読めないじゃん。
のような感じ。
④明るいところと暗いところの順応が遅い。
晴天の中をサングラスかけて歩いてで、
日陰に入るとほぼ暗闇になっちゃいます。
これってのも健常な目の方でも明暗の差が激しいとありますよね。
真夏の高速道路を走っててトンネル入ると、
ウワッ!って暗くなっちゃうやつです。
でもすぐに慣れる。
ワタシの目の場合だとフツーなお店や家なんかでも、
外の明るいところから屋内に入ってくると
暗闇になっちゃってその照度とか明るさに慣れるのに時間がかかる。
生理学で言えば順応が遅いとか悪いとかって言います。
⑤コントラストの強い文字が見やすいです。
教科書とか世の中の文書では当たり前ですけど、
基本的に白地に黒の文字じゃないですか。
文字が土台の白に埋まっちゃう感じで見えづらいんですね。
白を受け止めすぎちゃうんですね。
で、
スマホは見やすいんです。
見やすくしてくれる機能がついてるんです。
設定変えると黒字に白の文字って風に色を反転してくれる。
そうすると白の文字がピカーって浮いてくれる。
視覚障害者が使う拡大読書器なる道具は、
カメラの下に教科書だったりな紙を置くと
画面には白と黒とを反転させてくれた画像が出るんです。
それだと格段に読みやすい。
初めて拡大読書器なるものに触れたとき、
感動しました。
こんなのがあるのか!
って。
どうですか?
このウダウダさ加減m(_ _)m
如何にもチャチャじゃないですよね(^^)
で、まんま書いてますけど
上手いとも言えない。
そんなこんななんですけど、
こうやって書きながら整理させてもらった
ワタシが考えるチャチャ候補をふたつ。
紹介しますね。
「ワタナベさんはどれくらい見えるんですか?」
①だいたい見えます。ただ、段差が怖いです。
これは、危険を回避するってことに重点を置いた伝え方ですかね。
サポートしてもらうとしたら充分かなとも思える。
次に、
「ワタナベさんはどれくらい見えるんですか?」
②慣れたところは1人で行けるんですけど、行ったことないところは1人だと不安です。
こっちは、話す相手の想像力に頼った伝え方。
あー、なんか、そーゆー感じね。
って不自由の全体像を理解してもらいやすいだろうけど、
具体性に欠けるかな?
って感じ。
①と②の合わせ技ですかね?
チャチャチャくらいにはなっちゃいますけど、
ウダウダではないかなと。
ま、
こういう感じなのが今の
ワタシの視力。
ワタシの目がキューピーさんのように、
可愛らしくなんでも見えたとき、
白い杖をついて歩いてる視覚障害者の人が、
電車でスマホ見てたら
(ん?どーゆーこと?)
って思ったと思うんです。
白い杖=まったく見えない。
って感覚があった。
まだ名前は付けてないんですけどね、
最近いつも一緒にいる
色白で姿勢は完璧に真っ直ぐにスラッとしてる、
ワタシの相棒となった
白杖【はくじょう】
白杖ついてる人でも、
いろんな見え方があって、
いろんな形で自分で出来ることもあって、
どうしても助けが必要なこともあったり、
いろいろなんですよね。
いろんな見え方なんです。
だから、
聴いてもらった方が嬉しい。
その声に対して、
いろんな視覚障害の先輩たちにもいろいろ教えてもらいながら、
より
チャチャっと
上手く
ワタシが伝えられるようになると
良いな。
声をかけてくれるサポートしてくれる方も。
良いだろうな。
って、
なんか悪くなくて、
なんなら、
良い宿題だったりもしています。
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