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大事にしたいもの


現在、次男(小3)は週に2日間くらい登校している。起立性調節障害の症状もだいぶ落ち着いてきたものの、朝から登校するのはまだ難しいため調子がいいときに、給食の前後の時間に行くことがほとんどなのが現状なのだ。



当然ながら、登校する時は私が教室まで送るのが日課になっている。次男の学年の靴箱は次男のクラスのすぐ隣にあるから送迎する私としてはラッキーだった。

先日も次男を連れて行くと、ちょうど授業が終わった子供達がガヤガヤ廊下に出てきたところだった。靴箱の近くにはトイレもあるから、いろんなクラスの子供達が行き交う中、次男を見つけた数人の子が「先生!○○くん、きました!」と声をあげて、先生に知らせてくれた。
そして、その声を聞きつけた同じクラスの男の子(以下K君)が次男を出迎えに来てくれた。

K君は「○○君、おはよう!」と声をかけてきて教室に入るまで付き添ってくれたのだ。そんな様子をみて、ほっこりしながら給食の準備でバタバタしてる担任の先生に声をかけて帰ろうとすると、後ろから不意に声をかけられた。

「こんにちは!」

ふりむくと保育園で一緒だったG君が私を見あげてた。

「ぼくを覚えてますか?」

私がすぐにフルネームで名前を言ってみると
うれしそうにニコッとしてくれた。久しぶりに会ったG君は少し背が伸びていた。でも、相変わらずやんちゃそうなG君の様子にも安心しつつ、軽くタッチしながらG君とバイバイした。
校舎からでた私は、同じクラスのK君の優しさやG君との何気ない会話に元気をもらって明るい気持ちで職場に戻ることができた。


その日の夜、次男とお風呂に一緒に入った。

学校を休んでる間に席替えがあって、保育園から一緒の友達と席が近いことや、いつも優しいK君とまた同じクラスになりたいこと等、話してくれた。進級することでクラス替えなど含めて環境がかわることで、また体調が不安定になるかもしれないけど、それも想定内のことだ。

登校日数や成績にはこだわらず

これからも次男の笑顔を大事にしたい。

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